FILE.1 捨てきれなかった命 ページ1
死ぬつもりだった
生きる理由も
生きる必要も
それを望む人もいないから
どうせなら電車に轢かれよう
都会の中心の、何十万人もが利用する駅で
「死にたいなら一人で死ね」
何度も聞いた言葉だ
わかってるんだそんなこと
死ぬだけならいくらでも方法がある
電車が止まって帰れない？
そんなことは私には関係ない
帰る家があることに嫉妬する人生を
歩んできたのだから
最後くらい構ってくれてもいいじゃない
さよなら.......私
ホームから離れていく足に
なぜかその時だけ神経が集中して
気にも留めていなかった土踏まずにかいた汗が
ちょっとだけ心地よかった
すぐ側で鉄と鉄が擦れる音がする。
眩しいライトに押し潰され、激しく頭を打った。
電車に引きずられていることを頭で感じ
そのまま意識は飛んだ。
...はずだった。
『え』
気がつくと腕を力強く掴まれていて、
身体は引き寄せられていた。
「何のつもりですか」
『あ、え..』
聞き覚えのある落ち着いた声に戸惑い、
衝動的に後ろを振り向いた。
それは、確かにこの目で見たことのある顔だった。
でもそれは文字通り次元の違う話であって
本来実在しているはずがない...
"沖矢昴"そのものだった。
え？
いやいやいやいや
え？
そもそも私電車に轢かれたよね？
ぶつかった衝撃が微かだけどあったし...
そんでもってこの人は？？
なんで沖矢さんがここに...？
「次の電車が来るまで12分あります。よろしければその12分間だけでも、僕と生きて頂けませんか？」
『あ、はい』
思考が追いつかず口から出たのは返事だけ。
とても、とてもあっさりした返事。
状況が理解出来なさ過ぎて、細かいことを考える暇がない。
_____てか沖矢さんとなら12分どころか何十年でも生きますけど。
何もかもわからない状況で、私は考えることを放棄し、目の前に沖矢さんが存在していることをなぜか受け入れてしまっていた。
沖矢さんというか中身赤井さんだけど...
赤井秀一......？
赤井秀一が存在する世界線とは.....？
あれ？
なんか私____とんでもない事になってる？
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Ohata(プロフ) - いや 私には700ヤード先の直径1cmの的にピンポイントで弾を食らわせる超人スナイパーに見えます。 現場からは以上です。 ←まじ笑いましたwww (10月9日 10時) (
レス) @page6 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年4月4日 11時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^o^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
+G(プロフ) - 星来さん» コメントありがとうございます。通知付けして頂き、とても嬉しく思います！頑張ります。 (2021年3月15日 23時) (レス) id: 2be049e179 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私は何とも幸運なことに昨日こちらの作品を見つけまして、更新の望みをかけて通知付けさせて頂いたところで、再開のお知らせを新参ながらとても喜ばしく思います。コナンの沼におかえりなさい！！！楽しみにお待ちしてます！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 4e1206599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+G | 作成日時：2019年4月27日 22時
