＋・・・？[男主] (ページ49)

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芸人になったわけページ49

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せ「2人はさ、なんで芸人になろうと思ったん？」

いい感じになって来た頃、せいやさんにそう聞かれた。

『何で、か』

「あんま考えたことないっすね。…ま、俺もAも流れっていうか、あー…まぁ高校での文化祭がおっきいっすね」

せ「文化祭？」

『文化祭の出し物がクラスで1組以上でないといけないルールだったんですよ。それでんじゃ漫才やってみる？みたいな』

「そしたらなんか特別賞？みたいなやつもらったよな」

『貰った貰った。んで3年までずっとだったよね』

「連続だったな」

粗「はー……そんなことが…ん？待って、2人ってNSC行った？行ってなくてこの実力なら相当やばいで」

『「行ってないですね』」

り「わお………」

そう。俺らはNSCには行っていない。
いろいろ研究しまくって、オーディションに受かって吉本にはいったのだ。

せ「笹倉は芸人とか前々から興味あったん？」

「いや、うーん……どうだったか忘れましたねー……ただ漠然と電子機器系統かなって思ってましたけど、こいつと漫才やってみて変わりましたね」

亜「………って言うと？」

「こいつと漫才やってるとめっちゃ楽しいんっすよ。なんか…小学校の感じを思い出すって言うか、俺がふざけてAが突っ込んでクラスの人らが笑って…それがでかくなって不特定多数に見られてる、みたいな感覚っすね」

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