オーベイビー！ (ページ3)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:5,142 hit

3 ページ3

3《桃side》

ちょ、嘘やろ…？！

ついに指吸いまで始めた神ちゃん…いくらなんでも赤ちゃん返りしすぎやで…。

ちゅうちゅうと吸われとる神ちゃんの親指はどんどん赤くなってって。

なんか、可哀想やな…。

『神ちゃん、指やめやぁ？』

濵ちゃんと神ちゃんの元に寄ってって、指を口から出させる。

『んん～…』

モゾモゾ不快を示して、また親指を咥えた。

…神ちゃんの可愛い親指さんが可哀想で、もう一度親指を抜いて、そんで、えいって今度は自分の人差し指を咥えさせてみた。

『…のんすけ、なにしてんねん！』

せやんなぁ、濵ちゃん…俺もめっちゃ思ってる。

当の神ちゃんは、吸い付けるものならなんでもいいのか、一生懸命俺の人差し指に吸い付いてる。

なにこれ、めっちゃかわええ。

『あ…っ』

『どうしたん？』

『濵ちゃん、どないしよ、俺、勃ってもうた…』

その瞬間、しげに飛び蹴りをお見舞いされた。

《黄side》

なんやねんこの状況…？

トイレから戻ると、神ちゃんを膝枕する濵ちゃん、神ちゃんの口に指を突っ込んでるのんちゃん、それを引き離そうとするしげ、を面白そうに写真に収める流星…照史は、なんかシカバネみたいになっとるし…。

カオスやな…。

『ちょっと！
ほんまにやめろや望！！！』

『やめてやしげ～！
神ちゃん起きるやん～！』

とりあえず、うるっさい。

『なにしてんねん、神ちゃん寝てんねやろ？
静かにしぃや。』

『だって聞いてや淳太！
こいつ、神ちゃんに指咥えさせて、勃ったとか言ってるんやで？！』

『しゃーないやん！
多感なお年頃なんですぅ！！！』

『んぅ…』

もう！アホどもが騒ぐから、神ちゃん起きてもうたやん！

『……じゅんたくん』

最近のこの状態になってから、神ちゃん俺のこと親鳥かなんかと勘違いしてるんか？ってくらい俺に懐いてる…。

他のやつには目をくれず、俺の腰に抱きついてきた。

．