ちょーだい。20 ページ22
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紫耀「わー遅刻ぎりぎり！」
紫耀「となり、よろしく〜」
初めて出会った日のことを今でも覚えてる。
中学1年生の時のはじめの席が隣同士で
紫耀「あー今日はちゃんと起きよう！って思っててんで？でも知らん間にアラーム止めててん！！」
A「えっと、平野くんって関西の人？？」
紫耀「生まれは名古屋やけど育ちは関西ってところかな〜」
出会って間もない紫耀は今より関西弁が残っていて
親の転勤が多かったことから転校を繰り返していたらしい。
私の幼馴染と一緒だ、って君と重ねながら。
紫耀「だから友達出来てもすぐ離れんねん」
だから仲良い友達もあんまりおらんねん、
って少し寂しそうに笑ったかと思えば
紫耀「あ！いいこと思いついた！」
途端にぱっと目を輝かせてそう言った。
紫耀「僕ら友達になろう！」
紫耀「なんか仲良くなれそうな気がする！」
友達になったんやから、もう平野くんって呼ぶの禁止〜。って言うから
私達はお互いを名前で呼ぶようになって
距離は確実に近づいて行き、
中学の頃はほぼずっと紫耀と一緒にいた。
ふわふわ優しくて、いつも明るくて
周りを明るく照らす太陽みたいだった。
紫耀といたら楽しい。
だから
気づいたら好きになってたのかな？
A「それ可愛いね」
紫耀「あぁこれ？僕の名前に紫がつくから、ってくれたんだ」
いつか
紫耀がいつも鞄に付けていた紫のお花が埋め込まれたストラップのことを聞いたことがあった。
紫耀「幼馴染なんやけどね、これ御守りなんだ」
そう言って微笑む紫耀はとてもその思い出を大切そうに話してくれた。
名古屋で一緒に生まれ育った幼馴染の百合香ちゃん。
紫耀にとって百合香ちゃんはずっと大切だった。
紫耀「もしまた会えるなら」
紫耀「また会いたい、ってずっと思ってる」
初めから
私の入り込む隙なんて無かったのかもしれない。
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さとさと(プロフ) - renchkaさん» 大変お待たせいたしました。本日からPart2公開致しました。移行先でもよろしくお願いします！お話を好きだと言って下さりとても嬉しいです。またコメント下さると幸いです！ (2019年10月1日 20時) (
レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
renchka(プロフ) - このお話とても好きです。続きがとても楽しみです、更新はもうされないのでしょうか？ (2019年8月16日 19時) (レス) id: 738f8e5133 (このIDを非表示/違反報告)
さとさと(プロフ) - かなてんさん» ありがとうございます！これからさらに胸が痛くなると思いますがかっこいい廉くんをかけるように頑張ります(^ ^)これからもよろしくお願いします〜！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - 切なすぎます。頑張ってください！ 応援してます。 (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - めっちゃ面白いです！ なんか胸が締め付けられる！！ (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとさと | 作成日時：2018年1月23日 23時
