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いつものように出勤して、
いつものようにデスクにつく…
紗希「A!!」
『へっ!え…な、なんですか?』
私の肩に勢い良くどついて来た彼女が、にっこりと笑う。
紗希「今日の午後、いつものスタジオに行ってくれる?」
『え?今日って撮影無いですよね?』
紗希「いいからいいから。行ったらわかるよ。よろしくね?」
『…はい』
私が担当する企画の撮影は、ここ一週間くらいはなかったはず…
人手不足かな。誰か休んだとか…?
理由もわからぬまま、午後の撮影に参加することになってしまった。
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スタジオに着くと、とりあえず取材場所のセットを行ってくれ、と指示を受けた。
机に資料やコップを並べながら、ぼんやり考える。
資料に印刷された、今日の日付。
そういえば今日は、大貴と付き合って一年が経った日だ。
朝は何にもなかったな…なんて思ってしまう。
向こうも忙しいから、贅沢は言っちゃいけない。
そうはわかってるけど、年に一度の特別な日。
何かあってもいいんじゃないかって少しだけ期待してる自分がいた。
私は帰りにプレゼントでも買って帰ろうかな…
なんて、考えていた矢先、
「有岡さん来ました!」
大貴「よろしくお願いしまーす」
えっと…
なんで!?
急な彼の登場に、心拍数は上がり続けるばかりで。
「あの、」
『わっ!』
肩を叩かれただけで必要以上に驚いてしまった。
振り向くとただ、スタッフの方に話しかけられただけで。
「有岡さんの取材、お願いできますか?」
『え?私が、ですか?』
「はい。そう指示を受けているもので…」
これはもしや…
紗希さん…
『わかりました…』
心臓は飛び跳ねたままだった。
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更新停滞、失礼致しました。
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りめ(プロフ) - るかさん» 嬉しいです!ありがとうございます。思った以上に好評をいただくので、続編書いてもいいかな〜…とは思ってます笑 (2019年1月8日 11時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - ドキドキしながらすごく楽しんで読むことが出来ました。とても読みやすかったです。続編期待したいレベルでした! (2019年1月8日 2時) (レス) id: c2becb8a83 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - りょーちゃんさん» ありがとうございます!泣かれる方もいたんですね!笑 それだけ熱心に読んでいただいて嬉しいです…!ぜひ読んでください!! (2019年1月3日 18時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
りょーちゃん(プロフ) - 完結お疲れ様です!ずっと読んでいて、いつもいつもドキドキさせてもらいました!最後の、プロポーズの時は、本気で泣きました笑 次の作品も読みに行きますね!次回作も頑張ってください! (2019年1月3日 11時) (レス) id: 15bfc7372b (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - パン粉さん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそ読んでいただきありがとうございました! (2019年1月1日 21時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りめ | 作成日時:2018年11月15日 16時