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『…え!?』
「はぁ!?」
『えっ、い、いや、その…』
「せふれになりたい、つったのお前だろ?」
『まぁ…そうですけど…』
確かに私は、せふれになりたい、と言った。
そこは否定するつもりはない。
でも!
なぜそこから、彼の家に住むことになるのか?
彼は何を考えているんだ?
この人もバカ?
もしかして、彼もせふれを探してたのか!?
それとも…本当に関わっちゃいけない人だった!?
え、まさかね…
ちょっと猶予を与えてから…みたいな…
深く被った帽子が、余計に私を疑わせる。
「ほら。連絡先」
『はい…』
私に断る権限なんてなかった。
彼を疑えば疑うほど、反抗することもできず、
言われるがままに連絡先を交換して…
携帯に表示された名前。
『有岡大貴…って言うんですか?』
大貴「そー。……俺のこと知らない?」
脳内の記憶の中を全力で探す。
…知らない。
誰だ、この人。
『知りません…』
大貴「…あっそ。ま、別にいーけど」
しばらくすると、彼からメッセージが来た。
それはおそらく彼の家の住所だ。
大貴「マンションだから。なるべく足早に入ってきて。
明日の夜9時以降ならいるはずだから」
『え、明日…』
大貴「無理…?」
明日…?
急すぎるし…
大貴「とりあえず、必要最低限の荷物でいいから」
『はい…』
大貴「じゃ、決まりね」
大貴「じゃあ先帰るから。お金は払っといた」
すっと立ち上がり、去っていった彼。
お金…いつの間に…
優しいんだか、優しくないんだか…
手を貸してくれた時の天使のような彼は一体何だったんだろうか。
・
こうして私は、彼の家に住むことになってしまった。
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りめ(プロフ) - ナジぴょんさん» ありがとうございます!はい、頑張りますね! (2018年10月17日 21時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ナジぴょん(プロフ) - とてもおもしろいし、ふたりがなんだじゃんだいってたのしそうです。これからのてんかいたのしみにしています。これからもたのしみにしているのでよろしくおねがいします。 (2018年10月17日 13時) (レス) id: 056f118693 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - いくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年10月16日 21時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - 続き楽しみにしてます!頑張ってくださ〜い! (2018年10月16日 21時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - たぴ岡さん» 嬉しいです(;_;)ハマってしまいましたね笑どんどんハマってください笑頑張ります!! (2018年10月15日 7時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りめ | 作成日時:2018年9月28日 13時