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午後9時。
乗り込んだ電車はいつもより空いていた。
何かと忙しくて、遅くなってしまった退勤時刻。
今頃彼は何をしているかな…
なんて窓の外を見ながら思ったりして。
本格的な秋が訪れて肌寒くなった屋外。
電車内では、暖房が弱く働いていた。
.
彼が家にいなければいいな…
そう思いながら開けた玄関ドア、
まっすぐ伸びる廊下の奥には光がついていた。
……いるんだ。
少し落胆する。
靴を脱いで家に上がったはいいものの、
突き当たり、彼がいるリビングのドアの前で足は止まった。
少し開いたドアから漏れる光。
こんなに顔を合わせたくないと思ったのは始めてかもしれない。
朝のことは、きっと彼も引っかかっているはず。
私の行動を不思議に思ってると思う。
でもだからといって行動の理由を言うわけにはいかない。
彼女いるの？なんて聞く勇気はこれっぽっちもないし、
そんなこと聞いたら絶対不審に思われる。
朝のことをなかったかのように平然を装うか…？
でもそんなこと、今の私にできるかな…
複雑な状況に、正しい行動の答えなんか出なくて、
手も足も動かせない。
大貴「…あ、」
聞こえた声に顔を上げると、ドアの隙間から見えた彼の姿。
平然を装うしかなくなった私は、やっとドアを開けた。
『…ただいま』
大貴「おかえり」
『……体調どう？』
大貴「ん、おかげさまで、良くなった」
『そっか』
平然を装わないと。
でもそう思うほど、平然が何なのかわからなくなって、
訪れた沈黙に、焦りを感じた。
何か話さなきゃ…
でも言葉は出てこない。
大貴「…夕飯食った？」
先に沈黙を破ったのは彼だった。
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りめ(プロフ) - ナジぴょんさん» ありがとうございます！はい、頑張りますね！ (2018年10月17日 21時) (
レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ナジぴょん(プロフ) - とてもおもしろいし、ふたりがなんだじゃんだいってたのしそうです。これからのてんかいたのしみにしています。これからもたのしみにしているのでよろしくおねがいします。 (2018年10月17日 13時) (レス) id: 056f118693 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - いくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年10月16日 21時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張ってくださ〜い! (2018年10月16日 21時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - たぴ岡さん» 嬉しいです(;_;)ハマってしまいましたね笑どんどんハマってください笑頑張ります！！ (2018年10月15日 7時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りめ | 作成日時：2018年9月28日 13時
