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特に意味もなく、早く来た職場。
まだ静かなその場所に紗希さんの姿が見えた。
『おはようございます…』
紗希「おはよう。今日早いね」
『はい…』
誤魔化し方が下手な私の異変に、
紗希さんは気づいたのか私の顔を覗き込む。
紗希「なんかあったんでしょ?」
バレた。
こうなると、もう話すしかなくて、
昨日の夜からの出来事全てを話した。
.
紗希「…でも確実に彼女がいるかはわからないんでしょ?」
『はい…ただ、電話の内容が気になって…』
紗希「まぁ、昔のこともあったしね、気になる気持ちもわかるけど…」
目線が下がる私の肩に、トンっと紗希さんの手が乗った。
紗希「前向きに考えなきゃ、恋愛なんてできないよ?」
紗希「少なくとも同棲してるってことは、Aに興味があるんだよ。
嫌いな人と同棲なんかしないでしょ?」
確かに紗希さんの言う通りかもしれない。
その通りだと思いたい。
その通りであってほしい。
何も彼女がいるってわかった訳じゃないんだ。
家族かもしれないし、ただの友達かもしれないし…
そうやって、私自身を勇気づけた。
『前向きに…考えてみますね』
いつからか恋に奥手になってしまった私。
顔を出した恋の芽は、早くも枯れそうだった。
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りめ(プロフ) - ナジぴょんさん» ありがとうございます!はい、頑張りますね! (2018年10月17日 21時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ナジぴょん(プロフ) - とてもおもしろいし、ふたりがなんだじゃんだいってたのしそうです。これからのてんかいたのしみにしています。これからもたのしみにしているのでよろしくおねがいします。 (2018年10月17日 13時) (レス) id: 056f118693 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - いくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年10月16日 21時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - 続き楽しみにしてます!頑張ってくださ〜い! (2018年10月16日 21時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
りめ(プロフ) - たぴ岡さん» 嬉しいです(;_;)ハマってしまいましたね笑どんどんハマってください笑頑張ります!! (2018年10月15日 7時) (レス) id: d3c998f9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りめ | 作成日時:2018年9月28日 13時