オレンジパラドックス((Daiki.A))

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昨日同様、ベッドにボフッとダイブした。


まだ慣れない香りのする枕に顔を埋める。




この先何度もこの布団で寝ると思うと、落ち着かない。



住めって言われて正直に住むなんて馬鹿みたいってわかってるけど、

それを受け入れられてるのはきっと彼に対して抵抗がなくなったから。



少し、彼を知りたいと思ってる自分がいるのは確か…


それが単純な好奇心かそうじゃないかはわからないけど…







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顔を上げて仰向けになった。



真っ白い天井。

思い出す1ヶ月前の朝。







だめだ。期待したら。


こんなのただの同棲だ。


恋愛とかそんなの期待しちゃいけない。





……どうせまた見捨てられるだけ。


騙されて傷つくだけだから。








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コンコン____




大貴「風呂先入っていーよ」



ドアの向こうから聞こえた彼の声。


その大きい声に負けじと、私も声を出す



『ありがとうご…！』


ついつい敬語で話してしまいそうになった。


…恥ずかしい。




大貴「ふっ、なんだよそれ」


笑い声が聞こえて、それにつられて私も笑ってしまった。







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同棲生活1日目の夜。



私たちはお互いに笑いあった。

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