play play play.

ep:44 ページ45

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月日は流れてあっという間に卒業式








この大学ともお別れだなーなんて少し寂しく思ったり。








「A!写真撮ろ!」



仲良しな女友達もできて。楽しかった。







「俺としげもいれてや〜あ、神ちゃん追加で〜」









「えー」





あれからも私やしげや小瀧の関係は変わることなく

ゆったりと、それぞれの歩幅で歩いてきた。









約束の日が明日へ迫る中、意外にも緊張はしていなかった。









夜中までみんなで飲んで遊んで、次会う約束もして、

気づけば時計の針はてっぺんを過ぎていた。









「じゃあね、また!」







１人１人に声を掛けて周り終えた後、小瀧のとこへ行って小さな声でぼそっと明日の時間を伝えると「ん、」と頷いた








明日、来てくれるかな。





淡い期待を抱いて居酒屋を後にした。









「A!!待ってや〜一緒に帰ったるから!」





「別に帰ってくれなくてもいいんだよ」






追いかけてきたのか息を切らしたしげと合流して２人、一緒の帰り道を歩いた。









「明日意地張んなや?」









アパートの前。それだけ言い残して自分のアパートに入っていったしげの背中は強くて、大きくて、優しくて。でも胸を締め付けられるぐらい切なく見えた。









ごめん、しげ。ありがとう。








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約束の時間。約束の場所。









ついにこの日が来た。









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