ひとりじゃないからPart2【BTS】 (ページ34)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:92,668 hit

84 ページ34

.

JK side

あの後すぐ、会議室を出て、あれこれ考えながら向かうのはやっぱりAが居るであろう作業室。

途中、自販機でジュースを2本買って、急ぎ足でAの元へ向かった。

やっぱり、もう一度ちゃんとAの意志を聞いてみないと、。

俺がサポートして、Aを防弾少年団として最後まで輝かせる。

Aの笑顔は俺が守る。

作業室の前まで来て、とりあえず息を整える。

ふぅ、と息を吐いてそっとドアを開ければ、、

JK｢え、？｣

誰も居ない、？

なんで、？

さっきまでここで作業してたじゃん、

慌ててAの携帯に電話をかけてみても、

JK｢なんで、？｣

繋がらない。

どういうこと？

JK｢Aっ！｣

練習室に来てみても、居ない。

JH｢やー、ジョングギ！もうすぐで練習始まるからそろそろ準備しろよー！｣

JK｢ヒョンっ！Aまだですか？｣

JH｢まだ作業室に居るんじゃないの？｣

JK｢いや、それが、｣

｢何してるんですか？？｣

俺の後ろに立って不思議そうに顔を覗き込んでくるAに心臓が一瞬止まりかけた、

目が充血してる、、

泣いたの、？

TH｢お、ジョングギ、これはヒョンのためのジュースかな？？｣

Aの後ろに立っていたテヒョニヒョンが俺の手からジュースを1本取って部屋に入っていった

ヒョンの目も赤かった気がした。

JK｢目、これで冷やせば、？｣

もう一本のジュースをAに差し出して、部屋に入る。

JK｢ヒョーン！！そのジュース俺のだから！！｣

そう言ってテヒョニヒョンを軽くパンチしてジュースを奪い返す。

JK｢ヒョン、俺のパンチで泣きそうじゃないですか笑｣

TH｢えっ？、、あ、そうかな、？｣

JK｢ごめんね、ヒョン、。｣

やるせなくて、ヒョンの胸をもう1回叩くけど、全然力が入らないし、、

Aとテヒョニヒョン、2人で泣いたんでしょ？

2人が一緒に来たのと、2人とも目が赤いから、すぐに分かった。

分かってる。Aが泣きたい理由も、ヒョンが泣きたい理由も。

だけど、認めたくなかった。

Aが、俺じゃなくてテヒョニヒョンと泣いてるなんて、、

俺じゃダメなの？

頭の中をぐるぐる回るこの考えに、嫌気がさす、。

俺ってほんとにAのことになると余裕がなくなる、。

かっこわるいよね、、。

JK｢ヒョン、やっぱりこのジュースあげる、。｣