ひとりじゃないからPart2【BTS】 (ページ30)

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THside

TH｢事実じゃん、。｣

ジョングギが唇を噛んでなんとも言えない苦い表情をした。

分かる。

この事実から目を背けたくなる気持ち。

俺だって、信じたくはない。

俺だってAの事が好きなんだ。

ジョングギよりも、俺を選んで欲しかった。

だけど、そんなことよりも、、

TH｢Aは、俺たちのこんな顔、見たくないと思うけど、｣

JK｢え、｣

TH｢俺たちと、笑っていたいからAは病気の事隠してるんでしょ？｣

そうでしょ？

Aは、誰よりもメンバー思いで、

悩んでる奴がいれば、そっと寄り添って笑顔に変えてくれる、

そんな存在で、、

TH｢俺たちが暗くなってどうすんだよ。｣

今度は、Aを俺たちが笑顔にする番だろ？

JK｢そうですよね、。うわっ！｣

ジョングギがまだ暗い顔してたから、頬を潰してグイッと上に持ち上げた。

これでニコニコ笑顔のできあがり。

TH｢暗い顔してたら、またやるぞ、？｣

JK｢ヒョン、ありがとう、。｣

TH｢どういたしまして、いひひ｣

ジョングギを残して、リビングに戻る。

賑やかなリビングの中心にいる彼女は、

とても幸せそうで、

ほんの少し、悲しくなった、。

賑やかな輪の中へ入ると、

｢テヒョナオッパ！｣

そう言って俺に笑顔を向けるAは、いつも通りで、

昨日の夜、聞こえたことが嘘みたいだと思った。

TH｢Aは今、幸せ、？｣

｢うんっ！すっごく幸せ！！｣

満面の笑顔でそう答えるAは、眩しいくらいに輝いていて、

胸が熱くなった。