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「あなたちゃん」



「志賀さん」



「お待たせしました」



「全然、待ってないです」





少し息を切らしている志賀さん
急いで来てくれたんだ





「あなたちゃんごめんね」




「えっ、、志賀さん」







次の瞬間、私は志賀さんの腕の中だった





「あれからずっと会ってくれなかったから、ダメだったんだなあって思ったんだよ」




「それは、、実は話すと長くて」




「無理に話さなくていい。まだあなたちゃんの気持ちも聞いてないのにごめんなさい」




「志賀さん‥‥」




「ずっとあなたちゃんに会いたかった」




「志賀さんっ」




「さっきから俺の名前呼んでばっかりだよ」




「だって何て言っていいか‥」




「玲太って呼んでよ」




「えっ‥‥‥‥れ‥玲太、、さんっ」




「いいね。これからそう呼んで」




「玲太さん」




「あなたちゃん、抱きしめちゃダメでしたか?」





ぶんぶんと顔を横に振る





「俺のこと嫌いになった?」





続けてぶんぶんと顔を横に振る





「じゃあ、俺のこと好き?」





一瞬固まって、一度だけ縦に頷く






「言ってくんなきゃわかんないよ」




「玲太さん‥‥が、すきです」




「知ってた」




「え〜っ、、」




「冗談です。嫌われたんだろうなって本気で思ってたよ」






手を繋いで駅の横にある公園のベンチに座る





胸の鼓動がドクンドクンと響いて
聞こえちゃうんじゃないかと心配になった

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playg(プロフ) - さきもとさん» コメントをありがとうございます。志賀さんの紳士的な面や、芸術に傾倒する知的な部分に惚れ僭越ながら書かせていただきました。読みにくいところもあったかと思いますが、読んでくださるさきもとさんはじめ、皆さんのお陰で完結いたしました。感謝感謝です! (2018年9月30日 16時) (レス) id: 45c3b09e14 (このIDを非表示/違反報告)
さきもと(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。アクリラ完結おめでとうございます、そして最終話まで執筆お疲れ様でした。QKタグ検索にてこちらの連載を見つけ素敵なお話だなとドキドキしながら読ませて頂きました。拙い感想ですみません、改めまして完結おめでとうございます。 (2018年9月30日 0時) (レス) id: eac32ad90c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:JBplay | 作成日時:2018年9月8日 16時

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