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翌日
台風一過でかなり秋めいている
西の空は夏の積乱雲と、秋の高い空が混在している
積乱雲はまるでミケランジェロの絵みたいだ
志賀さんの絵は今日で3枚目に突入する
いつもの公園のベンチで、彼が来るのを待っている
ねえさんとの電話から「素直」について考えているが、一向に答えはでない
「あなたちゃん」
「志賀さん」
「おまたせ」
「全然待ってないですよ、昨日はほんとありがとうございました」
「こちらこそ！おかげでいいの描けたよ。もうちょっとだけ、お付き合い願います」
「もちろんです！」
志賀さんが落ち着いて話す人だからだろうか
思っていたより動揺してないぞ私
いい感じ
いつものように志賀さんが準備をし始めて、指輪を取り出した時に、
やっと昨日ねえさんに言われたことがピンと来た
「志賀さん」
「はい」
「あの、指輪」
「あ、はいこれね」
「そうじゃなくて」
「ん？」
「志賀さんに、して欲しいです」
「え？」
「私につけてください」
「‥‥いいよ」
志賀さんは私の左手を取り包むと
薬指に指輪を優しくゆっくりとはめた
「ありがとうございます」
「どうしたの急に？」
「志賀さんから、つけてもらいたいなって思ったんです」
「そう」
「だめでした？」
「とんでもない、光栄だよ」
「よかった」
「じゃあ、描くね」
「はい」
目線は合わないが、志賀さんが私に集中してくれているのがわかってドキドキした
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playg(プロフ) - さきもとさん» コメントをありがとうございます。志賀さんの紳士的な面や、芸術に傾倒する知的な部分に惚れ僭越ながら書かせていただきました。読みにくいところもあったかと思いますが、読んでくださるさきもとさんはじめ、皆さんのお陰で完結いたしました。感謝感謝です！ (2018年9月30日 16時) (
レス) id: 45c3b09e14 (このIDを非表示/違反報告)
さきもと(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。アクリラ完結おめでとうございます、そして最終話まで執筆お疲れ様でした。QKタグ検索にてこちらの連載を見つけ素敵なお話だなとドキドキしながら読ませて頂きました。拙い感想ですみません、改めまして完結おめでとうございます。 (2018年9月30日 0時) (レス) id: eac32ad90c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JBplay | 作成日時：2018年9月8日 16時
