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いよいよ3rdの前日となった。宇都宮と三浦の戦いの後、三浦は何があったのか、クラスのみんなと仲良くなっていき、中心人物に近くなっていった。
ここで、Masterから連絡が来る。幸い、通学の途中だったので、Masterから渡されたスマホを見る。
「明日の創立記念日を使って3rdをします。いつも通りの登校時間に、制服で登校してください」

日に日に情報量が増えていく。実際、この情報は今日までに来ないといけないんだけど。

「はじめは能力なんて要らないとか思っていたんだけど、毒を食らわば皿まで、途中で抜けるのはしたくないよ。」
零のその言葉に、私も頷いた。

「三浦、そういや下の名前なんだっけ。」
クラスでは最近、三浦が人気者である。転校生が人気になるのと同じで、あまり話さない人が急に話したら人気になるのだろうか。
賢二(けんじ)、だけど」
「ごめんな、忘れてて!」
……私達が2年2組になってから半年以上経つ。なのにも関わらず、下の名前を覚えていないなんて。たとえ三浦だとしても。
ただ明日が創立記念日で授業が休みなだけなのに、授業が耳に入らない。だけど、Masterに関わりたくなかったとは思わなかった。能力のことも忘れて、死んでも生き返るのなら、明日はめいっぱい楽しもうと思った。

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設定タグ:学園×能力(×ミステリ) , 市販書き(一次創作) , オリジナル作品
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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年10月28日 20時

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