『勝つための戦略』その１ ページ6
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俺達は大画面ディスプレイ前のソファーに、
右側から米屋先輩、俺、陽太郎、三雲君の順で座った。
周りにいた大勢の観客も再びディスプレイに目を移し、２人の対戦が始まるのを待っているようだ。
三雲｢Ａ級４位部隊…!? 強いとは思ったけどそんなに上だったのか…!!;;｣
陽太郎｢陽介とどっちが強い?｣
米屋｢ソロだとどーだろなー。 俺ポイント覚えてねーし、勝ったり負けたりだなー｣
[…米屋先輩は遊真と駿、どっちが勝つと思いますか?]
米屋｢さあな。でもまあ緑川はまだ中坊だし、才能ならあっちが上なんじゃねーの?｣
米屋先輩は俺を横目で見て、からかうようにニヤリと口角を上げた。
米屋｢つーか、そういうお前はどう思うんだよ。
俺よりお前の方があいつらの…特に白チビのことらよく知ってるだろ。
さっきは分からないとか言って、うまいことかわしてたけど｣
[え。だ、だってそれは…;;]
陽太郎｢神久弥、どっちつかずは凄く罪づくりなことなんだぞ。
どちらか選べないのはどちらも選ばないことと同じだ。
にんげん生きていれば、だれしも必ず辛い選択をしなければならないときはくる。
だからどんなときも後悔しないよう、逃げずにむきあわなければならないんだ｣
[Σ何故か陽太郎に諭された…!!??;;
でも言ってることめちゃくちゃ格好いいし、なんか悔しい…っ!!]
１０歳近くも年下の子に長々と難しい哲学っぽいことを言い聞かせられ、
なんだか少しの敗北感を感じたけれど。
陽太郎｢と、昨日みた映画の主人公がいっていた｣
[そんなことだろうと思ったよ｡]
どうやら映画のうけうりだったらしい。
……その映画をちょっとみてみたくなったのは黙っておこう。
米屋｢んで結局のところどうなんだよ｣
[………]
俺は遊真の戦い方や本当の実力の全てを知っているわけではないから、なんの根拠もないけど。
それでも……、あんな風に遊真が言うってことは何かしら勝算があるってことだ。
[……駿には悪いけど、俺は少なくともこの戦いで遊真が負けるとは思えないです]
俺がそう答えるやいなや、目の前の大画面に２人の姿が映り、
『ランク外対戦 １０本勝負開始』とアナウンスの声がした。
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ラッキーカラー
あずきいろ
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platinum.wolf - ぱんろうさん» ありがとうございます…!!(*´ω｀*) 毎回読んでいただけているなんて、とってもありがたいです!! 更新頑張りますっ!!(*｀∇´*)ゞ (2017年2月13日 18時) (携帯から) (
レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんろう(プロフ) - 続編おめでとうございます!このシリーズは毎回楽しく読ませていただいています。これからも頑張って更新してください! (2017年2月13日 6時) (携帯から) (レス) id: b1f04c941f (このIDを非表示/違反報告)
platinum.wolf - 黒猫さん» そ、そんな風に言ってもらえるなんて…っ!!(*´∇｀*) ありがとうございます!! これからも頑張りますっ(｀・ω・´) (2017年1月30日 19時) (携帯から) (レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このシリーズ大好きです！更新頑張って下さい！応援してます！！ (2017年1月30日 18時) (レス) id: d6910fb79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：platinum.wolf | 作成日時：2017年1月30日 15時
