『企み』その３ ページ3
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三雲｢……;;｣
[気にしないでいいよ、三雲君]
三雲｢泡渡先輩…｣
[俺達は三雲君のこと、すごい人だってちゃんと知ってるからっ]
三雲｢!! いっ、いえ…そんな、僕は……///｣
俺が三雲君に近寄り励ますように笑うと、三雲君は顔を赤くして慌てて謙遜しだした。
―――……それにしても、駿のあの満足そうな顔…。
単に勝ち越したことが嬉しいようには見えない。
…まるで、何か……
緑川｢あれっ、かぐやん先輩!!｣
俺の存在に気づいた駿に呼びかけられ、
つられて上を見上げれば、駿は嬉しそうに笑った。
さっきとは違う、いつもの人懐っこい無邪気な笑顔だ。
緑川｢来てたんだっ!! 怪我はもう治ったの?
かなり深傷だったから完治するまで、結構かかるって聞いてたけど｣
[っ……あぁ。うん…まあ治った、かな;;]
完治はしてないけどね…;;
緑川｢そうなんだっ、良かった。いつ退院したの? 今日?｣
[昨日だけど…]
緑川｢なんだ〜っ俺、昨日は防衛任務で本部にいたから声かけてくれれば良かったのに｣
[ぇ。ご…ごめん;;
昨日は色々と忙しくて]
―――って、違う違う。今話したいのは、そんなことじゃなくて。
[っあのさ、駿。ひとつ聞きたいんだけど…
これ、どういうこと?]
緑川｢………。何がっ?｣
[……こーら、分かってるくせにしらばっくれるなよ。
なんで、三雲君が駿と対戦してるのかってこと]
ニコニコと笑ってはぐらかそうとする駿に、俺は少しムッとして返す。
緑川｢俺はただ、そこのメガネくんが風間さんと引き分けたっていうから戦ってみたくなっただけだよ｣
[……本当に、それだけか?]
緑川｢うんっ｣
駿を疑いたくはないけど、…やっぱり何か引っかかる。
緑川｢まあ、思ってたより全然大したことなかったけどね｣
[っ……、駿。さっきも思ったけど]
そんな言い方はないんじゃないか。
と俺は続けようとしたが、次いで割って入ってきた声に遮られてしまった。
空閑｢なあ、この見物人集めたのお前か?｣
緑川｢……ちがうよ。風間さんと引き分けたっていう噂に寄ってきたんだろ。
俺は何もしてないよ｣
俺の遊真の問いかけに、駿は怪訝に眉をよせて答えた。
遊真が嘘を見抜くサイドエフェクトを持つと知らずに…
空閑｢へえ…お前つまんない嘘つくね｣
緑川｢……!?｣
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platinum.wolf - ぱんろうさん» ありがとうございます…!!(*´ω｀*) 毎回読んでいただけているなんて、とってもありがたいです!! 更新頑張りますっ!!(*｀∇´*)ゞ (2017年2月13日 18時) (携帯から) (
レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんろう(プロフ) - 続編おめでとうございます!このシリーズは毎回楽しく読ませていただいています。これからも頑張って更新してください! (2017年2月13日 6時) (携帯から) (レス) id: b1f04c941f (このIDを非表示/違反報告)
platinum.wolf - 黒猫さん» そ、そんな風に言ってもらえるなんて…っ!!(*´∇｀*) ありがとうございます!! これからも頑張りますっ(｀・ω・´) (2017年1月30日 19時) (携帯から) (レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このシリーズ大好きです！更新頑張って下さい！応援してます！！ (2017年1月30日 18時) (レス) id: d6910fb79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：platinum.wolf | 作成日時：2017年1月30日 15時
