『振り回されて振り回される』その２ ページ13
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((ガチャ
[し、失礼しま…]
鬼怒田｢遅い!! 何をモタモタやっとる!!｣
[Σひぇ…っ;;]
迅さんに背中を押されながら遊真達と会議室前までやってきた俺は、
普段よりも重く感じるドアをそーっと開けたが…
その途端に予想していた通りの怒鳴り声が飛んできて、
会議室内に入る前に回れ右をしたくなった。
迅｢いやー、どもども｣
しかし背後に立つ迅さんに、いとも簡単に会議室の中へと押しやられ。
全員が室内に入ったところでさりげなく迅さんが後ろ手で扉をバタンと閉めたことによって、
またもや俺は逃げ道なくす。
陽太郎｢待たせたなぽんきち｣
[Σぽんっ!?]
鬼怒田｢なぜお前が居る!?｣
宇佐美｢陽太郎!! 陽介はどこいったの?｣
陽太郎｢かれはよくやってくれました｣
[…ぽんき……っ、ぷふ…]
陽太郎のネーミングセンスが思いのほか素晴らしくて…、
こんなときに笑ってはいけないと分かってはいても、１回ツボに入ってしまえば笑いは堪えることができなかった。
当然そのことが鬼怒田開発室長さんの癇に障ってしまったようで、眉をつり上げキッと睨み付けられる。
鬼怒田｢笑うな泡渡!! 喧嘩を売っとるのか!!｣
[Σいっ、いえ!! そんなつもりは…!!;;
ただ…なんていうか、その…随分可愛らしいあだ名だと思っただけで……
ぴったりだとか言い得て妙だとか、そんなことは一切思ってませんっ!!;;]
鬼怒田｢…ッ｣
空閑｢カグヤ先輩分かりやすい嘘つくね｣
[……;;]
三雲｢く、空閑…!!;;｣
これ以上怒らせないように弁解を試みたつもりだったが、どうやら失敗だったらしい。
さらにそこへ追いうちをかけるように、再び小さな悪魔の囁きが……
陽太郎｢ぽんきち｣
[Σ…。………]
陽太郎｢ぽんきち｣
[………]
陽太郎｢ぽんきち｣
[……ふ、…くくっ……]
迅｢こら 陽太郎やめなさい｣
鬼怒田｢〜〜ッ!! もういい!!貴様は黙っとれ!!｣
[Σひゃいっ、すみません…!!;;]
結局、鬼怒田開発室長さんの怒りは爆発。
理不尽にも俺だけ発言禁止の罰を受けた。
そして俺を笑わせ満足げな顔をした陽太郎は、鬼怒田開発室長さんの隣の席へ普通に座った。
……よく今の会話のくだりで、そこに座れるな陽太郎;;
すると怪我の事を気遣ってくれたのか、忍田本部長さんに空いている席に座るようへ勧められたが。
今はトリオン体だからこのままでも平気だと、俺はその場で立ったまま聞くことにした｡
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あずきいろ
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platinum.wolf - ぱんろうさん» ありがとうございます…!!(*´ω｀*) 毎回読んでいただけているなんて、とってもありがたいです!! 更新頑張りますっ!!(*｀∇´*)ゞ (2017年2月13日 18時) (携帯から) (
レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんろう(プロフ) - 続編おめでとうございます!このシリーズは毎回楽しく読ませていただいています。これからも頑張って更新してください! (2017年2月13日 6時) (携帯から) (レス) id: b1f04c941f (このIDを非表示/違反報告)
platinum.wolf - 黒猫さん» そ、そんな風に言ってもらえるなんて…っ!!(*´∇｀*) ありがとうございます!! これからも頑張りますっ(｀・ω・´) (2017年1月30日 19時) (携帯から) (レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このシリーズ大好きです！更新頑張って下さい！応援してます！！ (2017年1月30日 18時) (レス) id: d6910fb79a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：platinum.wolf | 作成日時：2017年1月30日 15時
