『一難去ってまた一難』その１ ページ9
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ボーダーの基地の医務室に連れてこられて、足の治療をしてもらった。
治療といっても傷口を消毒してガーゼの上から軽く包帯を巻いた程度だ。
痛みはあるが立って歩くことも出来るし、２週間もすれば完治すると言われた。
[………ぉー…]
ボーダーの基地の中に入ったのはこれが初めてで、つい辺りを見回してしまう。
菊地原｢何キョロキョロしてんの､ボーダー内部は見せ物じゃないんだけど｣
歌川｢菊地原っ｣
[あ、ごめん…;;;]
後々聞いたら、この２人は俺と同級生だそうだ。
風間さんは今年で21歳になるらしい…、小柄だが堂々として落ち着きがあるので俺より年上だとは感じていたけど少し驚いた。
ちなみに医務室には､今｡俺と菊地原､歌川の３人しかいない。
風間さんは上の人に報告しに行ってるらしい。
帰ってくるまでここで待機しておけ､と言われた。
菊地原｢だいたいカラスに荷物盗られるとか､まぬけすぎだろ｣
[ははは〜…;;;]
言い返す言葉もありません。
[あ､そういえば……おーい｡小次郎､貴志っ]
歌川｢コジロウ…?｣
菊地原｢タカシ…??｣
俺が胸ポケットを覗きこむと、２匹は恐る恐る顔を出した｡
[もう大丈夫だぞっ｡怖くないからな…]
ゆっくり優しく手の平に乗せて撫でてやると、少し安心したようだった。
菊地原｢うわ､っねずみ…?｣
[違うよっ､ハムスター]
歌川｢へぇ、可愛いな｣
[だろっ!!灰色の方が小次郎で､茶色の方が貴志って言うんだっ]
菊地原｢…茶色の方､ちょっと太ってない?｣
[Σちょっ何で､そういうこというの!?]
菊地原の言葉を知ってか知らずか、貴志が突如走り出した｡
さらに扉の隙間から廊下に出ていってしまった｡
[Σあ!!待て貴志っ!!
っ歌川､小次郎を頼んだっ]
歌川｢Σえっ｣
菊地原｢Σ泡渡っ!!｣
歌川に小次郎を渡して、俺は貴志を走って追いかけた。足が痛むが､貴志を放っておけないっ｡
…今日は、なんだかよく走っている気がする。
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platinum.wolf - 自分も書いていて何度か思いましたｗｗｗコメントありがとうございますっ(＊´ω｀)頑張ります!!!! (2015年7月5日 11時) (携帯から) (
レス) id: e1623afd53 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅 - 不幸すぎるwwwww戦国BASARAの黒田官兵衛みたいwww更新がんばって下さい！(￣^￣)ゞ (2015年7月5日 2時) (レス) id: eed97d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：platinum.wolf | 作成日時：2015年7月2日 21時
