つながる世界と俺 ページ7
「__のAです」
俺がいつものように入るからその後に着いてきてくれればいい、と言ったのに彼女は仕事で来てるのだから、としっかりインターホンを鳴らした。俺は先に入ればいいのになぜか彼女の横で誰かが出てくるのを待った。
「ご連絡した福良です、本日はよろしくお願いします」
ふくらさんがAさんに向かって丁寧に挨拶するのをぼーっと見て、自分の知ってる世界と世界が繋がっていくのを感じた。彼女を中に誘いながら俺の方を気にするふくらさんと目が合う、俺も続いて中に入った。
「お客様来てるんだから、ちゃんとしてね」
小さな声でそう叱られてしまった。確かに、初対面の外部の方の隣でぼーっとしているのははたから見たらおかしいな。別に一緒に来たことや仲が良いことをわざわざ言う必要もないかと思い、素直に返事をした。
「うっっっわ、Aちゃん久しぶり!!」
「お久しぶりです、須貝さん」
想像していたよりもずっと親しそうに盛り上がるふたりを横目に、俺も軽くその場にいる人に挨拶をして空いた椅子に腰掛ける。仲が良かったとはいえ、やっぱりAさんは仕事をしに来ているわけだし、静かに記事でも書いておこうと俺なりの配慮でもあった。
「ここまで迷わなかった?」
「あ、川上先輩と来たので全然です」
聞き耳を立てていたわけではないが、するっと俺の名前が聞こえて少し反応してしまう。ふくらさんと須貝さんの視線がこちらに集まるのを感じて、仕方なくそちらを向く。今この部屋に入ってきた伊沢さんまで俺のことを意外そうにじっと見ていた。
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ぶっく。(プロフ) - カルボンさん» カルボンさん、コメントありがとうございます…!推しを書きたいように書いているのでそう言っていただけて嬉しいです!もっと楽しんでいただけるように頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年3月13日 1時) (レス) id: 19fcfdccc5 (このIDを非表示/違反報告)
カルボン(プロフ) - 川上さん推しの私、楽しく読ませて頂いております!私自身が長いお話を書くのが得意ではないので、ただただ尊敬です。。これからも更新楽しみにしていますね! (2020年3月12日 22時) (レス) id: 6c016596a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっく。(プロフ) - ぷち。さん» ぷち。さんはじめまして、コメントありがとうございます!普段ぷち。さんの作品を楽しませていただいているのでコメントいただけてびっくりしました、とても嬉しいです…!頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 19fcfdccc5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷち。(プロフ) - コメント失礼します…!川上さんを始め、皆さんかっこよくてドキドキが止まらないです。最高に好きです。これからも更新頑張ってください、応援してます!! (2020年3月12日 15時) (レス) id: f3200af55f (このIDを非表示/違反報告)
ぶっく。(プロフ) - ひなたさん» ひなたさん、はじめまして。すごく嬉しいコメントありがとうございます(;_;)両片想いの行く末を楽しみにして頂けると嬉しいです、これからもよろしくお願いいたします! (2020年3月4日 15時) (レス) id: 19fcfdccc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶっく。 | 作成日時:2020年2月16日 19時