行方2 ページ4
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『異常気象？』
スネイクから聞かされた言葉に思わず“何言ってるの？”と表情になってしまう。
だって仕方がないじゃない。
新世界で異常気象なんて日常茶飯事。
異常気象じゃない日なんてない。
それを一番知っている航海士のスネイクの口からそんな言葉が出てくるなんて。
「ただの異常気象じゃないぞ。
起こりえないところで“突き上げる海流(ノックアップストリーム)”
が発生したり、なる筈のないところが“凪の帯(カームベルト)”に
なったりしているんだ。」
この世界に来て多くの言葉を聞き慣れたり、見たり、経験してきたが、確かに聞いたことがない現象だった。
特に海に関することは能力上知っていた方がいいと判断していた為、スネイクから教わっていた。
大抵のことは【新世界だから】で済まされてきたが、今回のことは本当に異常らしく、差し出されたニュースクーのトップを飾っていた。
挙げ句、
『【“ウミウミの実”が世界に解き放たれた為、という説も】って
出てるじゃん。
あ、写真新しくなってる。』
しかも手配書の写真つき。
懸賞金もまた上がり、今じゃ【30億】。
そしてエレジアで負った首の傷を隠すためにシャンクスがくれた鈴付きのチョーカーを着けはじめてから、異名も変化があった。
【海猫のサキ】
鈴をつけて走る姿が猫のよう、だとか、白い服を着て舞い動く姿が海上を飛ぶ海鳥のよう、だとかいう説もあるがどれが本当かはわからない。
言ったもん勝ちだ。
「とにかく、こう話題にされちゃあ、また海軍からつけ狙われるな
A。」
『濡れ衣じゃん！いい迷惑だよ。』
ため息をつき、柵にもたれ掛かり頬杖をつき海面が光を反射させキラキラと光るのを見つめていれば、船内に続く扉が開く。
「なんだ？えらく不機嫌じゃないか、A。」
『シャンクス。』
彼の姿にすぐに駆け寄り記事を広げれば、「あー。」と知っていた声があがる。
そりゃそうか。
船でまず話がいくのは船長だ。
彼が知らないわけがない。
「歴史的な書物以外には情報のない能力だからな。
人間、得体の知れないものに尾びれ背びれと噂をつけたがるもんだ。」
気にするだけ無駄だ、とニュースクーを手から取り上げると片手で畳みスネイクに返したシャンクスは腕を私の膝後ろに回し抱き上げた。
『わかってる。
でも、実際、この能力の所為だったら。』
「その時はその時さ。俺達が一緒に考えてやる。」
続く (更新停止中)
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真歩(プロフ) - 終わりですか⁈何回も何回も繰り返して見てます。続き待ってます (1月31日 10時) (
レス) @page4 id: ac4074af94 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - 杏樹さん» とても温かいコメントありがとうございます(TдT)体調がなかなか落ち着かずお話が進まず申し訳ございません(;´д｀)一応飛び飛びでお話書きつつしてるのですがなかなか繋がらず公開できず。頑張ります！ありがとうございます(TдT) (1月18日 0時) (レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - 凄く面白く一気に読んじゃいました！続きが読めるのを楽しみにしております。すまま様のペースで良いので頑張ってください！応援しております。 (1月16日 0時) (レス) id: e074b33c70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年11月12日 1時
