行方1 ページ3
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「待てぇ！！」
南国のリゾート地を連想させるヤシの木の並木道と建物並ぶ道を全力疾走する１人を追いかける複数名の海軍の姿に、道行く人は小さな悲鳴を上げながら道を開けていく。
パーカーのフードを深く被っている所為で顔は見えないが、首に付けられたチョーカーの鈴が小さく鳴り続け、その存在をしめす。
《島にいる海兵へ通達！只今南東に向かい標的が逃走中。
直ちに港をおさえるよ、、、がっ！！》
道行く先にいた伝達中の海兵の頭を踏み台にして建物の屋根へと上り、屋根伝いに走る。
そこから港に目を向ければ目的の船が港から出ており、波止場には海兵が溢れている。
『え！！酷い！出るのちょっと早くない？！』
走るスピードを上げ、港近くの屋根から道へ飛び降りれば向かってくる海兵達。
「大人しく同行しろ！！」
一斉に飛びかかってきた海兵達をひらりひらりとよけ、波止場から海へ飛び出す。
能力で数本の水柱を船へと作って、それを足場に跳躍して行けば船尾に見える姿に自然と笑みが浮かぶ。
「くそっ！止まれ！」
苛立った海兵がこちらに銃口を向けるが、いち早く船尾にいた2人がそれを撃ち阻止する。
「おいおい。【ALIVE ONLY】じゃなかったか？」
「まぁ、なかなか捕まらねぇから苛立つのもわかるがな！」
真ん中に立つ男のところへ迷いなく飛び込めば、しっかりと受け止めてくれる腕。
そのまま首に抱きつくがすぐに離れる。
『出港早くてビックリした！』
抗議を申し立てるが当人は涼しげな顔でこちらを見ながら「んー？」と微笑む。
「いや、お前なら今したように簡単に船につけると思ったんだ。
そう膨れるな。」
子供をあやすような仕草と言動に頬を膨らませそうになるが抑え、とりあえず睨んでおく。
男はその姿にまた笑みを深めると、腕の上に座る彼女を下に下ろし、その頭を撫で、首もとの鈴をチリンと一度弾き鳴らす。
「お帰り、A。」
『ただいま！シャンクス！！』
ニカッと顔を合わせ、後方に目を向ければ出撃すべく出港しこちらに向かってくる軍艦数隻。
ベックとヤソップは再び銃を構え、ホンゴウやルウ、ライムが持ち場へと戻り、他の面々も各自準備を始める。
天候は快晴
風は追い風
海は穏やか
絶好の戦闘日和！
意識を集中させていけば不自然に波立つ海。
手を戦艦へと向ければ、隣でグリフォンを抜くシャンクス。
『さてと！』
「沈めるか。」
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真歩(プロフ) - 終わりですか⁈何回も何回も繰り返して見てます。続き待ってます (1月31日 10時) (
レス) @page4 id: ac4074af94 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - 杏樹さん» とても温かいコメントありがとうございます(TдT)体調がなかなか落ち着かずお話が進まず申し訳ございません(;´д｀)一応飛び飛びでお話書きつつしてるのですがなかなか繋がらず公開できず。頑張ります！ありがとうございます(TдT) (1月18日 0時) (レス) id: 241d87fe1c (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - 凄く面白く一気に読んじゃいました！続きが読めるのを楽しみにしております。すまま様のペースで良いので頑張ってください！応援しております。 (1月16日 0時) (レス) id: e074b33c70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年11月12日 1時
