導き7 ページ9
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島につけば商船、海賊船、漁船と連なる港が見えてくる。
その中に海軍船も見受けられては顔がしかめられる。
港と反対側に回り込み島へと上陸すれば、活気溢れる町並みに圧倒されそうになる。
とりあえず、まだ姿はバレてないので裏路地を通りながら進めば表通りに見える海兵の姿に変に体に力が入ってしまう。
「まだAの素性はバレてない。
変に構えなくていい、、、って、言っても無理だろうね。」
『追われたことがない人生だったので。』
そう口にすれば、シャンクス達に着いていっていれば追われるのが当たり前だったはずだったことに気づく。
やっぱり、何も覚悟を決めれていなかった自分に少しショックを受ける。
「A、、、。」
パシャっ
背後からの音に振り返ればそこには撮影機を握った男の姿。
「あんた、“ウミウミの実”の奴だろ？
あの島で見てたからなぁ、知ってるぜ。」
やばい。
自分がそういうよりも早くクザンが氷の壁で道を塞ぎ、私を担ぎ走り出す。
『っ写真、撮られた！』
「後ろ姿でよかったが、海軍が一気にこの島に来るぞ。」
裏路地から出れば何故か海兵がたくさんいた。
「ﾁｯ。」
更に氷で上に上がる道を作り、屋根伝いに駆けていけば下が大分うるさくなってきた。
人通りのない通りに降りるとそばにあった古めの建物へと滑り込む。
入った先には編み物をしている年配の女性がいた。
「・・・こりゃ、たまげたねぇ。」
「すまないご婦人。少しここで身を隠させてもらってもいいか？」
クザンが身を屈め言えば老婆はにっこり人の良い笑みを浮かべながら了承してくれた。
それからどれぐらい経ったかわからないが、どんどん海兵が増えているのがわかる。
棚の裏に身を隠し膝を抱えて座り込みながら外の様子を窓辺のカーテンの隙間から伺うクザンがため息を着く。
「まずいな。中将クラスも多くなってきた。
大将がくるのも時間の問題だな。」
その言葉にどれだけ事態が悪くなってきているのかがわかる。
どうして自分だったんだろう。
もっと上手く立ち回れる人や、世界のためになるような人が持てばよかった力だったんじゃないか？
シャンクス
どうしても頭の片隅で彼に助けを求めてしまう自分が嫌になる。
その時、外の海兵の言葉に心臓が飛び上がった。
「なに？！“赤髪”が？！」
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すまま(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！こちらは頭を使うシーンが増えてきて体調に響くので、能天気な別作作りました。もしよければ見ていってあげてください(^o^)頑張ります！ (2022年11月8日 1時) (
レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - こんにちは！いつも小説楽しく読ませていただいてます。体調お大事にしてください！ (2022年11月8日 0時) (レス) @page44 id: c59ea93e25 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - michiruchiru091さん» コメントありがとうございます！静かで儚いなんて、最高の褒め言葉です( ；∀；)ありがとうございます！REDの回を書いた後に再度映画館に行き、シャンクスへの愛を更に盛り込もうとしていたのですが、無念です( ；∀；)これからも頑張ります！ (2022年11月7日 21時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
michiruchiru091(プロフ) - すすまさん初コメ失礼します。実は投稿の1作品目から愛読しておりまして影からこっそり応援させていただいてました…！ほんっっとにこのすすまさんの夢小説は静かで儚い感じがして愛してやまないです。更新はいつまでも待っているのでお体を大切にしてください。 (2022年11月7日 12時) (レス) id: dad14dc75d (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - けーきにとびこみたいさん» コメントありがとうございます！面白いだなんて( ；∀；)ありがとうございます！これからも頑張りますね(^o^)v (2022年10月13日 22時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年9月30日 9時
