導き38 ページ40
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『し、、、死ぬ。』
ヤソップとベックのスパルタ訓練後、甲板で倒れこみ空を見上げるのが日課になってきた。
あぁ。
冷たい甲板が気持ちいぃ。
「おいおい。こんなところに“いい女”が落ちてやがるぞ？」
頭の上から覗き込み落ちる影に笑みと愛しさが滲み出る。
シャンクスは周りをキョロキョロとわざとらしくしながら「誰のだぁ？」とか言う。
『あら。海賊さん？
私動けないのでちょいと助けてはくれませんか？
お礼は弾みます。』
ｸｽｸｽ笑いながらシャンクスの大根役者に乗っかれば、ニヤッと笑いながら片膝を着きしゃがみこむ。
「お礼か。それは素敵な響きだなぁ。
けどな、礼なんざいらないさ。」
シャンクスはそう言うや否やさっと片手で私の体を抱き上げる。
「海賊は奪うもんさ。」
『お手柔らかに。』
ついに堪えかねてお互い吹き出し、笑い出せばシャンクスの後ろからホンゴウとルウが姿を出す。
いつから、、、というか最初からいたんだろうなぁ。
「毎度毎度ボロボロだな、A。」
「デザートならキッチンの冷蔵庫にゼリー置いてあるから
好きな時に食べな。」
『ホンゴウの仕事増やす一方だよ(笑)
ありがとう、ルウ！あとで落ち着いたらもらうよ！』
もう本当に体がギシギシに疲れきっていて動けないので、今は何をする元気もない。
「何だったら俺がベック達と変わってやろうか？」
『冗談。シャンクスが相手じゃ
足腰立たないレベルじゃなくなるよ。』
「そりゃあナニの相手だ？」
助平、とすぐ近くの頭部に渾身のチョップしてやった。
まぁ実際いつかはシャンクスにも鍛練の相手を願いたいが、まだまだそんなレベルには達していない。
なんとか軽い攻撃を受け流せるようになったレベル。
能力もどうにか鍛えたいが赤髪海賊団には能力者がいないためお手本がいない。
戦闘のノウハウはピカイチなので、そういったとこや今までの経験談からヒントを得るしかない。
シャンクスに抱き運ばれながら掌の上に海水の球体を作ったりしてみていると、それを見ていたシャンクスが急に口を挟んだ。
「・・・掴めてきたか？」
『全然。まだまだ真髄が掴めてない気がする。』
この実には何かがある、そんな根拠もない自信があった。
数多くの能力がある中で、読者が一度は思い描いたであろうこの実。
Aだけは“ウミウミの実”が“この世界に存在しない読者の想像から生まれたモノ”だと思った。
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すまま(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！こちらは頭を使うシーンが増えてきて体調に響くので、能天気な別作作りました。もしよければ見ていってあげてください(^o^)頑張ります！ (2022年11月8日 1時) (
レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - こんにちは！いつも小説楽しく読ませていただいてます。体調お大事にしてください！ (2022年11月8日 0時) (レス) @page44 id: c59ea93e25 (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - michiruchiru091さん» コメントありがとうございます！静かで儚いなんて、最高の褒め言葉です( ；∀；)ありがとうございます！REDの回を書いた後に再度映画館に行き、シャンクスへの愛を更に盛り込もうとしていたのですが、無念です( ；∀；)これからも頑張ります！ (2022年11月7日 21時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
michiruchiru091(プロフ) - すすまさん初コメ失礼します。実は投稿の1作品目から愛読しておりまして影からこっそり応援させていただいてました…！ほんっっとにこのすすまさんの夢小説は静かで儚い感じがして愛してやまないです。更新はいつまでも待っているのでお体を大切にしてください。 (2022年11月7日 12時) (レス) id: dad14dc75d (このIDを非表示/違反報告)
すまま(プロフ) - けーきにとびこみたいさん» コメントありがとうございます！面白いだなんて( ；∀；)ありがとうございます！これからも頑張りますね(^o^)v (2022年10月13日 22時) (レス) id: 6277eb3c9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すまま | 作成日時：2022年9月30日 9時
