第33話 ab ページ33
「俺プロジェクトが始まってから佐久間と何回か電話して、なんかこう改めて気持ち伝えるみたいなこと、たまにあるけど。」
「おっ、ええやん。」
「でも思うんだよね。
佐久間が笑い返してくれる時に、もっとちゃんと言えば良かったって。
今言ったって、佐久間の慰めのたしになるかならないかくらいなもので。
もしかしたら、もう俺とはすっぱり別れた方が、佐久間にとっては楽なんじゃないかって、思わないわけでも無いし。」
別れたいとは思ってない。
自分から別れましょうなんて、今現在言う気もない。
けど、佐久間のための選択肢を考えた時、その選択肢が全く頭に浮かばないかと言われれば、それは嘘で。
「阿部ちゃんて頭いいのにたまに変なこと考えるよね。」
「変って、」
「だって佐久間くんに好き好き言ってる阿部ちゃんて想像つかないじゃん。」
「せやな。」
「なのにそんな架空の阿部ちゃんを佐久間くんが求めてんの？
好きとか言われたらそりゃ嬉しいけど、別に佐久間くんがこれまでの阿部ちゃんに対してあの時ああして欲しかったなんて思ってるとは思えないけど。」
「…そう、かな。」
「そうでしょ。
阿部ちゃんは阿部ちゃんで在ればいいんだよ、佐久間くんからしたら。」
「、そうだったら、いいな。」
「いや絶対そうだから。
分かった？」
小さい子に言い聞かせるみたいにめめに言われて
「わかった。」
と、反射的に返した。
するとテーブルに置いてたスマホが震えだす。
「あれ、阿部ちゃん電話やない？」
「ごめん。
ちょっと確認していい？」
断りを入れて手帳型のそれを開ける。
「え。」
「どしたん？」
「佐久間だ。」
「え、はよ出んと！」
「、うん。」
慌てて通話を開始させる。
「はい。」
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葉子(プロフ) - なぎしゅうさん» あ、なるほど！あの量をこんな速度で！？とビックリしちゃいました(笑)衝撃を受けてもらえて嬉しいです！萌えというよりは精神的ホラー小説ですが、2もぜひお楽しみ（？）くださいー！ (2021年3月10日 20時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
なぎしゅう(プロフ) - 2はこれから読みます！衝撃だったことをお伝えしたかったし、ちょっと苦しかったので休憩も兼ねての投稿です。葉子さんはハピエン主義と言っているのを期待して2、読みいってきます〜 (2021年3月10日 19時) (レス) id: dee66be56c (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - なぎしゅうさん» 愛の権利170話ほどの量をもう読み終わられたんですか！？すごいですね！？iwfkさんにもご注目ありがとうございます！地味にすれ違いっぷりがすごかったiwfkさんでした。迷いながらも最後まで読んでいただけて、感想までもらえて、書き手としてはすごく幸せです！ (2021年3月10日 17時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
なぎしゅう(プロフ) - 愛の権利、読み終わりました。最後の方でようやくiwfkが出てきてホッとしましたがそこまでは本当に苦しかったです。お話だと分かってても本当に悲しくなりました。途中で読むの辞めようかと思う位…。葉子さんのお話は引き込まれてしまったって凄いです。続き頑張ります (2021年3月10日 12時) (レス) id: dee66be56c (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - そら。さん» 小説探していると多いので、いっつもiwfk、ゆり組、までいくとドキドキしながら説明文の続きを見てしまうskabヲタです(笑)ほんと、同期で拗らせてますねぇ…。mmkjさんにぜひ癒されてください！私もkjさん書く時はお花を飛ばすくらいの気持ちで書いています…！ (2021年1月4日 20時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2020年12月16日 21時
