会いたいよ (ページ7)

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７[勝利side] ページ7

健『勝利…あれ、A？』

一瞬見えた彼女の姿に
やっと健人君が気がついた。

風『あ、本当だ…
あれ絶対いじめじゃねーじゃん』

勝『朝からずっとあんな感じだよ』

さっき俺がAを見た時と
同じ顔をする二人。

風『中島君、A
すごい元気そうなんだけど？』

健『…まぁ、
元気だったからよかったってことで』

どうやら健人君も予想と違ったらしい。

風『勝利、放課後
ちゃんと一緒に帰って来いよ』

勝『了解しましたー』

健人君と風磨君が歩き出すと
また女子達の歓声が起こった。

この二人の人気はアイドル並みだ。

昼休み中も〇〇と話すことができなかった。

気がついたら今日最後の授業。

「あ、あの、、」

横から声がして、ビクッとなる。

勝『えっ、…何？』

いきなり話しかけられて
相当テンパってしまう。

はっず、、、

「教科書、見せてもらっても、、
いいかな…」

勝『あっ、教科書ね。
全然いいよ』

「ありがとう！
この教科だけまだ教科書もらってなくて」

机をくっつけて、真ん中に教科書を置いた。

A、、俺のこと気づいてない…？

もしかして忘れられた…？