8. ページ8
- 数年後 -
私達の愛の話が、どうなったかなんて私達以外は誰も知らない。
静かに育んだ愛も、思い返せばかなりプライベートな内容で
そんな事くらい私達の勝手にさせて欲しかった…なんて、私が言う事ではないけれど。
今だから言える事を、彼はオブラートに包みながら
事が大きくならないように今日も彼の働く世界で生きている。
ただいま、と聞こえる相変わらずの甘い声は
いつまでも私の心を弾ませる。
ゆっくりと抱きしめられる感覚は温かくて、幸せだ。
料理を作る私のそばでは、小さな足音がバタバタと何度も聞こえて
楽しそうに遊ぶ元気な声に口角を上げた。
"リウのせいだからな！
"違うもん！！ もう、パパに言うからね！
JM「ヘチャナ…君のおチビ達が喧嘩してるよ」
『パパ！』
HC「こら。ジェミンおじさんの家で喧嘩していいなんて、お父さんが言いましたか？」
"違うよリウがわがまま言うからだよ！
"違うもん…
JM「…笑」
HC「Aちゃんごめんね、大変だったでしょ…
こんなヤンチャ坊主達。」
「いえいえ！よく食べて、ちゃーんと言うこと聞いてくれました笑」
ヘチャンさんは困ったように頭を掻きながら2人をどうにか連れて帰って行った。
ヘチャンさんの奥さんが3人目の出産間近という事で、病院に入院しているらしく
今日初めて子供達を預かったのだが
正直に言うと、可愛くてたまらなかった。
JM「…どうだった？」
「うん… すごい可愛かった。」
そっか… と呟く彼に寄りかかり、2人の時間に身を委ねる。
私達には私達なりの過ごし方がある。
そして、それがどうであろうと、他人には関係ないし
幸せでいられればそれで良い。
こっそりと始まる恋が、愛に変わって
いつの間にか永遠を誓い合う仲になって。
様々なイベントも2人だけで楽しんだ。
私の愛する彼が、リラックスして笑えるように。
静かに光る左薬指のリングは、誰にも公表しない形で
一緒になる事を決意した彼との約束。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1079人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pkpk(プロフ) - yoroseさん» yoroseさん、いつもご覧いただきありがとうございます🙇 更新頻度が遅れていたりと大変お待たせしておりましたが、楽しんでいただけて本当に嬉しいです✨ これからもよろしくお願いいたします🤲❤️ (3月26日 15時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
yorose(プロフ) - お疲れ様でした🍵この世界線の主さんが描くドリムたちが好きでマーク、ヘチャンに続いてジェミンも描いてくださりありがとうございます🥰ジェノの方も毎回更新楽しみにしております！ (3月26日 8時) (レス) id: ea5756c655 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pkpk
| 作成日時：2024年1月30日 20時
