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ジェノ
その名前を呼ぶ時、私は大抵夢の中にいる。
「…ジェノ？」
待ち遠しかった夢の中。
彼の名前は空間に浮遊し、響き渡った。
いつものように走ってくる足音はなく、彼の笑顔も見当たらない。
夢に彼が現れてから、初めての事だった。
居心地の悪い空気を飲み込むと、床に座り込み
ただただ過ぎていく時間に身を任せた。
「ジェノ、大丈夫？…心配だよ」
ボソッと呟く言葉がそのまま本人に届けば良いのに。
不可能な事を心に留め、私はそのまま深い眠りについた。
午前8時30分
目が覚めた。
久しぶりに深い眠りについたからか、よく眠った感覚があったが心の奥底に眠る不安は晴れないままだ。
久しぶりの休日。
カーテンを開け、陽の光を浴びれば身体が沁みていく。
何気なくテレビの電源を付け、ニュースを流し見していると
聞き慣れた声が聞こえた。
「…ジェノにそっくり、」
画面に映るその笑顔に見覚えがあった。
どこかのアイドルらしい。
とは言っても、現実で彼を見た事もなかったのだが…
マグカップに入れたカフェオレを啜りながら彼に激似のアイドルを目で追った。
JN「おはようございます、NCT DREAM ジェノです。よろしくお願いします」
「ジェノ…」
彼は、現実にいる。
現実の世界にいる人物だった。
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pkpk(プロフ) - ぱるむむさん» ぱるむむさん、こんにちは☺️ 嬉しいお言葉ありがとうございます✨ 緩やかな更新ではありますが、最後までお楽しみいただければと思います💕🙇 (1月16日 15時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむむ(プロフ) - こんにちは(^^)このお話とても面白くて大好きです！これからも更新楽しみにしてます♡ (1月16日 14時) (レス) @page10 id: 0ab191d9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2023年12月31日 22時
