目覚め。 -JN- ページ5
MK「ジェノや… 起きな、」
JN「ん… 」
目が覚めてしまった。
最近はよく夢を見がちで、あまり眠れていないのかも…なんて思っていたのも束の間
夢を見ると必ず現れる1人の女性に親しみを抱いていた。
彼女は仕事を辞めたいと言っていた。
それを聞いた時に胸がモヤっとしてしまったのは、俺の心の中にもその言葉がどこかしらに存在していたからだと思う。
あの時は格好付けて良い言葉を選んだものの、夢から覚めれば練習やツアーに移動時間も含め心の休まらない時間が続くばかり。
アイドルを楽しんでいた自分が偽物なのではないかと疑ってしまった事に嫌気がさしてくる。
ただただ辛い。
好きな事で生きているはずなのに、何故こんなにも苦しんでいるのかが分からなかった。
JN「A…、」
彼女の名前を呟いてみた。
当たり前に返事はないが、それでも良い。
本当に存在しているのかすら怪しいその姿にしか見せることのできない弱さは、彼女の事を考える…ただそれだけで少しだけ溶けていく気がした。
アイドルを続けていく上でちょうど良い架空の人物を作り上げてしまったのかもしれない。
寝ている俺を起こしてくれたマクヒョンの背中をじっと見つめ、その夢の人物について話す事ができるかふと考えてみた。
きっとマクヒョンは、そうか…と否定することはないだろうけれど、さぞかし俺の事を心配するに違いない。
だから、彼女の存在は俺の中だけに留めておく事にした。
俺だけの小さな秘め事だ。
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pkpk(プロフ) - ぱるむむさん» ぱるむむさん、こんにちは☺️ 嬉しいお言葉ありがとうございます✨ 緩やかな更新ではありますが、最後までお楽しみいただければと思います💕🙇 (1月16日 15時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむむ(プロフ) - こんにちは(^^)このお話とても面白くて大好きです！これからも更新楽しみにしてます♡ (1月16日 14時) (レス) @page10 id: 0ab191d9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2023年12月31日 22時
