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「そういう事だから…」とジェノは言う。
そして、ロンジュンさんはなんでもっと早く言わなかったんだと声を荒げた。
ビクッと動いてしまった肩は、反射的なもので
別にロンジュンさんが怖いとかそう言うわけではないけれど
それを見たジェノが、「ほら怖がってるから…」なんて意味の分からない事を言って私のイメージを悪くさせる。
ロンジュンさんは呆れながらも、俺が怖いですか？と私に聞いて来た。それにすぐさま首を横に振って違いますと言えば、ロンジュンさんはジェノに視線を移し「怖くないって」と付け加えた。
JN「…ロンジュナ、とりあえず今日はヘチャンと一緒に乗って帰って…」
RJ「俺がこの事ヘチャンにバラしても良いなら。」
「何でそうなるんだよ…」と頭を掻く彼は、とても大変そうだ。
私が事務所に突撃してしまったばかりに…彼をここまで困らせてしまって…
ロンジュンさんが、分かった分かったと投げやりに呟いて車を出て行ったのを目で見送ったジェノはすぐさま扉を閉めて私の肩に手を置いた。
JN「大丈夫だよ、Aがネガティブになる事じゃない。」
「でも私がここまで来たからこんな事に、」
「来てくれて嬉しかったよ？」甘い声色で私を宥めてくれる彼は、いつものように優しい笑顔で微笑んでいた。
JN「今日は沢山疲れただろうから、よく休んで？」
「うん、ありがとう…」
「うんうん、その笑顔が良い」と、目を細めた彼は
私の笑顔を見て幸せそうにしていた。
関係が変わる事で、ここまで素直になれてしまうのはなんでだろう。
速くなっていく心拍が妙に心地良くて、大きな彼の手に手を重ねると優しく握られたその強さに
またしても心拍が速くなる。
JN「明日は何する予定？」
「明日は…休み。だけど、予定はないかな？」
そっか…と呟いた彼には何か考えている事があるのか、少しして彼の息を吸う音が聞こえた。
JN「それじゃあ…デートする？」
「デート？」
JN「うん、デート。」
どこで？と聞けば返事は途絶えて、少しして「家？」と返事が来る。
誰の？と聞けばまた返事が途絶え、「俺の？」と目も合わせずに呟く彼に視線を移した。
「いいね、お家デート。」
JN「…じゃあ決まり。」
案外サラッと決まってしまった明日のデート。
それも彼の家で。
恥ずかしそうに俯く彼は、私の手を強く握って離さなかった。
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pkpk(プロフ) - ぱるむむさん» ぱるむむさん、こんにちは☺️ 嬉しいお言葉ありがとうございます✨ 緩やかな更新ではありますが、最後までお楽しみいただければと思います💕🙇 (1月16日 15時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむむ(プロフ) - こんにちは(^^)このお話とても面白くて大好きです！これからも更新楽しみにしてます♡ (1月16日 14時) (レス) @page10 id: 0ab191d9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2023年12月31日 22時
