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久しぶり、と目の前に現れたのは
全身黒い衣服で覆われたジェノだった。
目元が暗く見えにくいのもあって、手を振るのを躊躇ったが
その後すぐに一瞬キャップを外して柔らかい目元が見え安堵した。
JN「最近、仕事どう？」
「ん〜…相変わらずかな、笑
ジェノこそ…どうなの？」
彼は自分のターンが来たと目を開きながらも、少し悩んでは
特に普通かな、と答えた。
目元のクマや頬のこけ方からして普通ではない事は確かなのに。
「…私には、ちゃんと言ってくれるんでしょ、？」
JN「何を？」
「辛いって、…本当は辛いって言ってくれないの？」
拍子抜けした彼の顔と、深刻そうな私の顔。
きっと側から見れば別れ話のようにも見えるのだろうか。
いつからか彼に期待をしだして、私にだけ見せてくれる顔があるって嬉しくなって
夢での彼とは違う様子に悲しくなって
でもそれを直接言えなくて…
全部が空回りした結果。
彼の口が閉じて、何も言葉を交わさない時間が
私達の間には特別な関係なんか何もなかった事を連鎖させて
それが余計に虚しくなる。
JN「…辛いよ。」
「それなら…」
JN「辛いけど、…できれば弱いところは見せたくないって最近は思うようになった。
強がりとかそういうのじゃなくて…もっと複雑なんだけど。」
彼の本心が分からない。
私は、今まで彼の弱音を聞いてきたのは何だったのか。
それこそ、夢だったのだろうか。
「そっか…」の言葉で再び終わった会話のラリーは、続く事はないだろう。
私達の間には、何もなかったのだから。
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pkpk(プロフ) - ぱるむむさん» ぱるむむさん、こんにちは☺️ 嬉しいお言葉ありがとうございます✨ 緩やかな更新ではありますが、最後までお楽しみいただければと思います💕🙇 (1月16日 15時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむむ(プロフ) - こんにちは(^^)このお話とても面白くて大好きです！これからも更新楽しみにしてます♡ (1月16日 14時) (レス) @page10 id: 0ab191d9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2023年12月31日 22時
