3. -JM- ページ4
"ジェミン"と調べれば、必ず俺の顔が出てくる。
それは嬉しい事でもあるが、最近出会った女性にバレてしまうのも時間の問題だと気分が重くなった。
ピンチを救ってくれた女性に、お礼がしたいとずっと思いながらも行く先行く先で似てる人を見ては違う…の繰り返しだった。
職業柄なのか、顔は一度で覚えていたのが幸いで
1人黙々と歩く彼女に偶然会えたのも、その日がラッキーな日だったのかもしれない。
隣でニヤニヤとメッセージを大切そうに見つめる、俺の同業者ヘチャンは彼女とラブラブ真っ最中なのか俺が入る隙すらも与えない。
というか、アイツに彼女がいた事さえこの間初めて知ったんだ。
人の事情は知りたがるくせに自分は隠してやがる…そんな性格もヘチャンの特徴だ。
目を移せば、これまた倦怠期を知らないラブラブのマクヒョンが彼女さんへのプレゼントは何が良いかと悩んでいた。
こうして各々自分の大切な人を見つけてそれぞれの道を歩もうとしている。
俺だっていつかは…なんて思うけれど。
思うのは自由だけれど、相性があるのも事実。
誰から構わず付き合うのはもう年齢的にも似合わない事は分かっている。
RJ「ヘチャナ。いつ紹介してくれる？」
HC「…んぁ？ 何？聞いてなかった。」
JS「そうですよ、結局俺達マクヒョンの彼女さんにしか会った事ない…」
こうやって弟達に、彼女に会ってみたいとせがまれるのも
もし自分だったら死ぬほど嬉しいだろうな〜…とか勝手に考えてみちゃって。
完全に恋愛する気はあるのだ。けれど…
もし今、Aちゃんを候補に入れるとなると
まずは俺がアイドルだという事を告白する事から始まる。
とすると…
JM「…あぁ、！やめだやめだ！！！」
JN「大丈夫かー？」
先が思いやられる。
マクヒョンも、ヘチャンもこんな思いをしながら今の彼女と付き合っているのだろうか？
メンバー同士で恋愛の話をする事があまりない…というか、聞きたいと思う事があまりなかったからなのだろうが
今更になって2人の出会いは？喧嘩は？アイドルって言ったのか？
なんて、質問攻めはキツすぎるだろう…
頭の中でグルグルと回るのは、恋愛という文字。
そして何故かAちゃんの顔だった。
JM「…どうすりゃいいんだ〜…」
こんな些細な事で悩んでいたのが可愛いと思えてしまうような、素敵な2人になるなんて
この時の俺はまだそんな事1ミリも考えていなかったのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 910人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「NCT」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pkpk(プロフ) - よっこさん» よっこさん、コメントありがとうございます✨ 楽しみにしてくださりありがとうございます🙌緩やかな更新ではありますが、お楽しみください💕🙇♀️ (10月11日 21時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 続きにワクワク……ワクワク……(*^^*) (10月11日 15時) (レス) @page7 id: 355773df54 (このIDを非表示/違反報告)
pkpk(プロフ) - おもちさん» おもちさん！コメントありがとうございます🙌 長いお話になりそうですが、お楽しみいただければと思います✨ (9月29日 14時) (レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作嬉しいです🥺マクドンとの同時系列最高です...！楽しみにしてます🫶♡ (9月17日 0時) (レス) @page4 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pkpk
| 作成日時：2023年9月16日 0時
