23. ページ25
「…えっと、」
彼の帰りに心を弾ませ、玄関まで小走りで迎えると
ゴロゴロと成人男性達が転がり込んできた。
ジェミンはバツの悪そうな顔をして、私に向かって口パクで「ごめん」と呟いたが、男性6人の顔を見回せば彼の仕事仲間である事が1発で分かった。
なんて華やかなんだ…
HC「初めまして…僕はイドンヒョクと申します。この度は急に押しかけてしまい申し訳ないです…一度お目にかかりたいなと思い…」
RJ「長い長い…困ってるじゃん。」
何となく雰囲気と話し方で誰が誰か分かるような気がする。
ジェミンがいつも仕事の話をする時に真似る仕草がそっくりそのままだからなのか、じっと観察していると何だか面白くなって来てしまい気が付けば口角が上がっていた。
「ここで話すのもあれですし…中どうぞ？」
CL「お邪魔しまーす」
しんとしていた部屋が一気に明るくなったのは紛れもなく彼の仕事仲間の方々が賑わい口が止まらないくらいに話しているからだ。
テーブルに小さなお菓子と水を用意し、少し離れた場所に座っているとジェミンは私に向かって手招きした。
JM「ヘチャナ、そこどいて。ほらA、こっち来な？」
HC「へいへい… ジェミナぁ〜、出来る彼氏じゃ〜ん」
ドンヒョクさんの言葉に思い切り肩を叩く彼の姿は、
私がいつも見ていた姿とはまた違った新鮮なものだった。
彼にも仲間がいて、男同士でつまらない事で笑うそんな日常がある事に喜びを感じ、何故か目が潤んだ。
JM「はい、もうそろそろいいでしょ。」
RJ「酔っ払いが失礼しました〜…」
MK「俺、俺まだ挨拶してないって！」
ジェミンはうざったそうな顔でメンバーの方々を玄関まで追いやったが、勢いは収まる事なくガヤガヤと元気に外へ出ていく姿を見送り、ドアが閉まった。
しばらくして、もう一度ドアが開けば
メンバーを見送った彼が帰ってきた。
JM「…色々とごめん、」
「…なんか感動しちゃった、笑」
JM「え、どこに？笑」
あんな変な奴らがうるさくしてごめんね〜、なんて彼は呟いていたけれど
表情を見れば彼らが大好きな事が分かる。
案外ツンデレな姿に愛おしさを感じ、彼を抱きしめれば
彼は嬉しそうに私の首元に顔を埋めてくすりと笑っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 910人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pkpk(プロフ) - よっこさん» よっこさん、コメントありがとうございます✨ 楽しみにしてくださりありがとうございます🙌緩やかな更新ではありますが、お楽しみください💕🙇♀️ (10月11日 21時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 続きにワクワク……ワクワク……(*^^*) (10月11日 15時) (レス) @page7 id: 355773df54 (このIDを非表示/違反報告)
pkpk(プロフ) - おもちさん» おもちさん！コメントありがとうございます🙌 長いお話になりそうですが、お楽しみいただければと思います✨ (9月29日 14時) (レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作嬉しいです🥺マクドンとの同時系列最高です...！楽しみにしてます🫶♡ (9月17日 0時) (レス) @page4 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pkpk
| 作成日時：2023年9月16日 0時
