21. ページ23
JM「はいプレゼント」
手のひらに置かれたメモには、彼の部屋に入るためのパスワードが書かれていた。
遂にその時が来たようだ。合鍵ならぬ、合パスワード…
語呂が悪いが、そんな事はどうでもいい。
いいの？と問い掛ければ、もちろん。とでも言うようにゆっくりと頷く彼がいた。
私達が出会い、そして恋をしてから丸一年経った素敵なプレゼント。
彼が悩みに悩んだ結果なのだろうとしみじみと感じる事が出来れば、無意識に上がっていってしまう口角を必死に押さえ喜びを噛み締めた。
JM「嬉しそうだね？もっと見せて？」
必死に隠した顔は彼にとってはバレバレだったよう。
頬を包み込まれぎゅっと顔を上げられると、長いまつ毛が美しい綺麗な瞳と目が合う。
いつ見ても本当に綺麗な顔立ちで、ぼっと見惚れてしまうと時間が経つのはあっという間だ。
軽く口付けを受け取るのは日常茶飯事になった。
出会ったばかりのよそよそしかった私達がこれを見れば吃驚するだろうな…
と、出会った当時の事を思い出したりと私の頭の中はいつも彼の事で溢れかえっている。
JM「明日、俺休みだから仕事の送迎するよ？」
「え、！いいよいいよ、申し訳ない…」
JM「いいんだよ〜、ちゃんと俺に甘えなさい」
彼はとことん私に優しくて、いつも私をデレデレに甘やかす。
いつか我が儘で害悪なおばさまになってしまうのでは…？と怖くなるが、彼は俺に甘えろ！の一点張りだ。
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
JM「よしよし、いい子〜」
良い歳した大人がするような恋愛じゃないかもしれない。
クールで誰もが憧れるスマートな恋じゃないかもしれない。
けれど、私達が良ければそれで良い。
幸せであれば、それで良いのだ。
「ジェミナ、」
テレビで見る雰囲気とはまた違った彼に呼びかけた。
ふと後ろを向き、緩く返事をする姿が微笑ましい。
そんな彼が愛おしくてたまらない。
「愛してるよ。」
私の言葉に、彼はとことんニヤけて
何〜？どしたの？
そう言って頬をピンクに染めていた。
いざという時はバシッと決めてくれるくせに、普通にいる時はどこかふわふわしている私の彼が
世界で1番可愛いと思うのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 910人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「NCT」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pkpk(プロフ) - よっこさん» よっこさん、コメントありがとうございます✨ 楽しみにしてくださりありがとうございます🙌緩やかな更新ではありますが、お楽しみください💕🙇♀️ (10月11日 21時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 続きにワクワク……ワクワク……(*^^*) (10月11日 15時) (レス) @page7 id: 355773df54 (このIDを非表示/違反報告)
pkpk(プロフ) - おもちさん» おもちさん！コメントありがとうございます🙌 長いお話になりそうですが、お楽しみいただければと思います✨ (9月29日 14時) (レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作嬉しいです🥺マクドンとの同時系列最高です...！楽しみにしてます🫶♡ (9月17日 0時) (レス) @page4 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pkpk
| 作成日時：2023年9月16日 0時
