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葛藤の中で生きる事になった私の生活スタイルは、以前と何ら変わりなく
日常の中に溶け込んでいるようだ。
死んでも見せてはいけないスマホは、以前よりも更に厳重にパーカーのポケットに入れている。
私達の関係は…
簡単に言えば、文通相手。
会う約束も取り付けず
ただ、今日はどうだった…こうだった…と語り合う相手だ。
そして、会う約束を取り付けていないにも関わらず
意外な場所で会ってしまうのも私達の不思議な関係性なのだ。
レコードを次から次に引っ張り出し吟味すること一時間、何だか騒がしくなってきてしまったと急いで帰る事にした私の目に映ったのは少し背が高めの男性達だった。
お洒落に着飾ったスタイルは抜群に良く、この世の中も捨てたもんじゃないと感心しているとチラッと見えた隙間に彼がいた。
足は出口に向かって走りかけようとしている。
彼と距離を置かねば…と、必死に情報を処理した頭が頑張ってくれたのだが
きっと私は、彼に勝てる日は来ないのだ。
JM「…元気だった？」
強くて、でも優しく私の手首を掴んだ彼は私の動きをぴたりと止めてしまう。
少し困りかけた下がり気味の眉を目にすると、"心配したよ"と彼の心の声が聞こえてきそうだった。
HC「…もしかして、…まじで？」
いきなり彼の背後に現れた茶髪の男性も明らかに一般人ではないと察して、彼の仲間であると瞬時に判断した私は更に身体が硬直してしまった。
アウェイ感が否めなかったのだ。
「…元気でした。」
ぶっきらぼうで、可愛さのかけらもない返事にも笑顔を向けて"良かった"と安心している様子の彼を見るとおかしな感覚に陥りそうで。
このまま彼とこんな事を続けていようものなら私は…
「あの…私、一般人で…普通に勘違いしてしまうので…
面倒くさくなる前に、身を引かれた方が。」
彼の仲間が一旦店を出た後、やっと出てきた言葉がこれだった。
予防線の上にまた予防線を張り、どうか彼との未来を夢見る前に断ち切らないと…と願う最中も私の心臓は鳴り止まなかった。
本当はこんな事したくないと身体は拒否していたのだと思う。
せめてもの抵抗ってやつでしょうか。
静かになってしまった彼の顔が見られずに、自分の手元を弄りながら返答を待っていた。
時が長く感じた。
彼が選ぶ将来に、私は居ても良いのでしょうか。
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pkpk(プロフ) - よっこさん» よっこさん、コメントありがとうございます✨ 楽しみにしてくださりありがとうございます🙌緩やかな更新ではありますが、お楽しみください💕🙇♀️ (10月11日 21時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 続きにワクワク……ワクワク……(*^^*) (10月11日 15時) (レス) @page7 id: 355773df54 (このIDを非表示/違反報告)
pkpk(プロフ) - おもちさん» おもちさん！コメントありがとうございます🙌 長いお話になりそうですが、お楽しみいただければと思います✨ (9月29日 14時) (レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作嬉しいです🥺マクドンとの同時系列最高です...！楽しみにしてます🫶♡ (9月17日 0時) (レス) @page4 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2023年9月16日 0時
