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ごく普通に生きていると、特殊な職業が羨ましく感じる時がある。
だからと言って今から転職するという勇気も出ず、ダラダラと日常が過ぎていく2023年の夏。
今年も夏が来た…。怠い始まりを迎えた朝はどことなく暑いような気がして、そう考えただけでも汗ばむくらいには感情に持っていかれやすいタイプだ。
大都会のど真ん中で一人暮らしをする身にとって、夏は天敵。人に揉まれ出勤し、そして退勤する。
行って帰るだけでもどっと疲れるのが現実。
今日もギュウギュウに詰まった電車に乗り込むと、一安心のひと息をついて…
「…うぉ…」
誰かのバッグに顔を押し潰される。
頑張ろう…私
？「何だこれ〜…」
一駅跨いだいつも降りる駅に止まると、まるで初めて電車に乗るようなリアクションで乗り込めないでいる男性がいた。
焦った表情の彼は、時間を気にしているようで
どうしよう…と絶望に満ちた顔だった。
初めてこの土地に来た私と同じで。
電車の出発音が聞こえると同時に、咄嗟に電車の中から彼の手を引いたことで
ピョンと運動神経が良さそうに乗り込んだ彼は私を吃驚したような表情で見つめてきた。
そりゃ、知らない人に手を引かれるのは気持ち悪いだろうが君が困っていたから…
当時の私は誰にも助けてもらえなくて辛かったから…
そんな言い訳を心の中で呟けば
？「ありがとうございます。」
彼は小さくそう呟いた。
「いえ、全然…」
電車がスピードを出すと人に押し潰される。
それを見越して手すりに掴まる事をずっと前に習得した。
彼にも手すりを掴むように伝えると、大人しく私に従って手すりを掴んでいた。
？「どこで降りますか？」
「あぁ、私は…
ぁぁあ…、２つ前の駅でした…」
？「え…大丈夫なの？」
大丈夫じゃない。
全く。
その瞬間に彼の存在など考えられなくなり、急いで上司に電話をしながら電車を降りた。
そんな最悪な始まりのおかげで、彼の心配そうな表情を最後にもうこれきりだと思っていた。
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pkpk(プロフ) - よっこさん» よっこさん、コメントありがとうございます✨ 楽しみにしてくださりありがとうございます🙌緩やかな更新ではありますが、お楽しみください💕🙇♀️ (10月11日 21時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 続きにワクワク……ワクワク……(*^^*) (10月11日 15時) (レス) @page7 id: 355773df54 (このIDを非表示/違反報告)
pkpk(プロフ) - おもちさん» おもちさん！コメントありがとうございます🙌 長いお話になりそうですが、お楽しみいただければと思います✨ (9月29日 14時) (レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作嬉しいです🥺マクドンとの同時系列最高です...！楽しみにしてます🫶♡ (9月17日 0時) (レス) @page4 id: db91ee34e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2023年9月16日 0時
