特別な日。-MK- ページ20
首元にふわふわと柔らかい感触があって、ふと目を覚ました。
彼女が胸元ですやすやと眠っている。
あぁ、なんて幸せなんだろう。
しばらく彼女の寝顔を見つめていると
何かの催眠にかかったかのように、無意識に口付けていた。
「ん…」
MK「…っ笑」
彼女は確かに眠っていて、意識もここにはないみたいなんだけど
何か険しそうに顎を掻いていた
もしかして、俺の髭が原因…？
そうだとしたらこんなクスクス笑ってられないぞ俺。
舞い上がっていた心がスンと落ち、洗面所で自分の顔を見る。
MK「うわ…絶対俺じゃん、」
昨日剃ったと思っていた髭はもう生えていて
あれ、剃ったのっていつだっけ？
ヘチャンに剃れって言われたのっていつだ…？
なんて記憶を呼び起こして必死に考えるけれど
どう考えても昨日だ。
やっぱり脱毛しかないのか…？
「そんな浮かない顔してどしたの…？」
洗面所の鏡越しに声のする方を見ると、頭の上にぽわぽわぁ…という言葉がそのまま乗っかっているかのようなトロンとした目でこちらを見つめるAが。
MK「…やっぱ俺、髭痛いよね？」
「そうかなぁ？あんまり気にならないけどなぁ」
不思議そうに俺を見つめる彼女。
いや確かにキスした時に痒がってたんだ。
チクチクしてたんだよ、
MK「本当の本当は？」
「なんでいきなり…？笑」
俺の背中にピトッとくっついてクスクスと笑う彼女は、本当に気にしていないようだったけど
ちょっともう、本気で脱毛を考えなきゃいけない時が来たのかもしれない。
これは良い機会だ。
そう心に決めて、残りの髭人生を
彼女と楽しむ事にした。
MK「ねぇ、今日俺オフなの知ってる？」
「うん、知ってるよ？」
MK「もうちょっとだけあっちでゴロゴロしない？」
彼女は分かりきったように頰を染めて微笑んだ。
本当はゴロゴロなんかしないけど
って言いたいところをグッと堪えて
彼女を抱き上げベッドルームへと向かった。
露骨に出さないのが良い男だって、ヒョン達を見て覚えたんだ。
俺もちょっとずつ良い男になってきてるんじゃない？
自惚れるのもそこまでにして、今ある幸せを当たり前だと思わずに感謝しなさい。
俺の心の中の神様は確かにそう言った。
全ては君のおかげ。愛してる。
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pkpk(プロフ) - ゆにさん» お返事遅くなってしまいすみません💦 素敵なコメントありがとうございます🥺❤️ 全作品ご覧いただけて本当に本当に光栄です！！ かなり緩い更新ではありますが、引き続きお楽しみいただければと思います🙇♀️✨ (8月21日 17時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - pkpkさんが作る作品全て面白くて最新から全部読んでます！！笑 作品応援しています🔥 (8月15日 2時) (レス) @page15 id: 8606361710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2022年10月23日 21時
