正体。 ページ14
一度目覚めてから、至福の二度寝をしてようやく起き上がった私達はあの店のアップルティーが飲みたくなり、2人で出かける事にした。
MK「…思ったより寒いな…」
「…確かに…、」
お互い着込んだはずだったのに、外に出ると
たった少しの風にさえ寒い寒いという始末
彼は何故かコソコソと帽子やマスクを付けていた
「…誰か、見られたくない人とかいる、？」
私が彼にそう話しかけると、彼はびっくりしたように目を見開き"いや…、"と口を濁した。
彼の正体が、誰なのか
彼の口から聞きたかった
何の仕事をしているのか
でも、もう聞く必要はないみたいだ。
「…ねぇ、あれって…
マーク、だよね、？」
私が目にしたのは、大きなポスターに写る大人数の男性アイドルグループ
1番前に写っていたのが
マークだった。
MK「…ごめん」
「…アイドル、なんだね」
彼の方を見ると、申し訳なさそうに俯いていた
MK「…カフェで、話そう。」
いつもの特等席に座っているけれど
今日は沈黙が流れる。
マークは一から話してくれた。
出会った時はちょうど休暇中だったため、毎日連絡も返せたしかなりの頻度で会えた事。
私が彼の存在を知らなかったというのもあり、正体を最初は隠していた事。
いつかのタイミングでアイドルだと明かそうとしていたが、タイミングが見つからなかった事。
「…分かりました。」
MK「…、」
「これから過ごしていくにあたって、不安な事とか先に伝えておきたいことがあれば教えてほしい。」
私自身のためにも。
MK「…明後日、髪の毛を水色にしてくる…。
これからも、かなり髪色は変わると思う。
だから、今までみたいにメガネだけじゃ隠しきれなくなる。
一緒に遊ぶ時も、旅行に行く時も、帽子とメガネとマスクは必要になると思う。」
「うん…、分かった」
MK「俺は、アイドルだから…彼女がいる事を簡単に言えない。
だから、…時期が来るまでは、TV上では彼女はいない事にする。」
「…うん、…」
MK「…ただ、TVに映る俺とAと一緒に過ごす俺は別人だと思ってくれて良い。
辛かったら、音楽番組もバラエティも見てくれなくて良い。
俺のそばで、笑って、幸せでいてくれたらそれでいい…」
マークの瞳は揺らぐ事なく、私だけを見つめていた。
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pkpk(プロフ) - ゆにさん» お返事遅くなってしまいすみません💦 素敵なコメントありがとうございます🥺❤️ 全作品ご覧いただけて本当に本当に光栄です！！ かなり緩い更新ではありますが、引き続きお楽しみいただければと思います🙇♀️✨ (8月21日 17時) (
レス) id: 2aba72ea6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - pkpkさんが作る作品全て面白くて最新から全部読んでます！！笑 作品応援しています🔥 (8月15日 2時) (レス) @page15 id: 8606361710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pkpk
| 作成日時：2022年10月23日 21時
