君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ14)

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あんなに私を問い詰めてきたくせして

三人だって別に確信はないわけで

ちょいちょいいじってきてはいたものの、特にちょっかいかけてくることはなく

みんなお待ちかね、語学論の時間がやってきた

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倉「A、緊張してきた？？」

「友達やめようかな」

倉「嘘やんか」

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授業前の休み時間

いつも通り、私はたつの隣に座って

後ろでは章ちゃんと丸ちゃんがキャッキャしている

いつもと違うことと言えば

この前私が一緒に受けたいと言われていたからと

章ちゃんが私の前の二席を確保していることくらいだ

お節介すぎやしないかと内心ヒヤヒヤ

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「パーマって意外と長持ちするんだね」

倉「せやなぁ、…っていだいいだい！！髪抜ける！！」

村「お、もうおったんか」

丸「あら信ちゃんお疲れーい」

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たつのくるくるした髪を指に絡めて遊んでいると

右肩にリュックを引っかけた村上くん登場

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村「ん、これ前座ってええん？」

安「ええで！語学論一緒や言うてたから場所取っといてん」

村「サンキュー」

倉「横山くんは？」

村「トイレ寄ってから来るって」

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ほんなら俺が大倉の前やな、と独り言を漏らす村上くん

なんとなく微妙な表情をしてしまう私に

その顔やめや、と白い歯を見せて笑うたつ

横山くんが現れたのは、そのすぐ後だった

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横「あれ、席取っといてくれてたん」

「あ、うん、章ちゃんが…」

安「ちゃうで！約束したからって、Aが」

横「そうなん？」

「え、ぃや、あの、、」

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いや違うから！章ちゃんが勝手に取っただけだから！

とか言っちゃうのはさすがに違う気がしてごもっていると

また少し顔を赤らめた横山くん

思わずじっと見てしまうと、向こうも私の顔を見て

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横「嬉しいわ、ありがとう」

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なんて言ってくるから

なんだかこっちまで、顔が熱くなる

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