番外編*1 《�供� ページ40
「…えーと、どちら様？」
二人も知らぬ人間がいるとなると、自分は鍵かけ忘れたのだろうか、それともこれは泥棒か何かかと思わず寝る前のことを思い出そうとしながらも目の前の青年に尋ねた。
すると見た目同様、震えた声で青年は「ハトーボーです…」と消え入りそうな声で答える。
「……はい？」
青年の言っている意味が分からず、思わずAは聞き返した。
「で、ですから……ハトーボーです、A」
「……本当にハトーボーなのか？？」
全くもって信じてはいなかったが、思わずそう尋ねると、「はい！」と思いの外キラキラした表情で返事を返され、 Aは戸惑う。
何とか床の上で態勢を整えつつ、何で？というか本当に？と頭の中で疑問符だけを反芻しているとまたもや背中に蹴りを入れられて横に突き飛ばされた。
「遅ぇ！」
蹴りを入れてきたのはやはりというか灰色の髪の少年で、目の前の青年がハトーボーならばと現実味がないながらも一つの仮説が思い浮かぶ。
「もしかしてこいつ…」とAが言いかけたところで、台所の方から二人とは別に第三者の声が聞こえてきた。
「チラーミィ！またお前は！」
トレーナーを蹴ったりしたらダメだろー、と言いながらハトーボーの後ろに立つのは目立つオレンジ色の上着を着た蜂蜜色の髪をした少年である。
年は灰色の髪の少年と同じくらいと思われるが、キリッとした瞳は少し大人びた印象だ。
眉根を寄せて怒ってはいるものの、口調にあまりキツい印象はなく、彼が元は優しい性格なのが見て取れる。
ちなみに怒られた少年はというと、一瞬拗ねたような表情を見せたあとチッと軽く舌打ちをしながら横を向いてしまった。
その様子を眺めていると、間に入ってきた少年はくるりとこちらに向き直り眉を下げてAの顔を覗き込んだ。
「主、大丈夫？怪我してない？」
「あ、あぁ」
大丈夫だと告げると安心したように良かった！と言いながら少年はにっこりと笑った。
「チラーミィと、ガーディ…」
雰囲気をしっかりと感じ取り、今度は確信を持ってそう呟くと、返事の代わりに一睨み寄越すチラーミィとは裏腹にガーディは「はい！」と元気な返事を寄越す。
「一体なんで…」
昨日までは確実に三匹ともポケモンの姿でいた筈なのだ。
そもそもポケモンが人間の姿に化けるなんてそんなことが あり得るのかと、再び頭の中で疑問がぐるぐると旋回する。
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パクリ - 清々しいまでのパクリ (2019年8月15日 15時) (
レス) id: 0cafbb94f4 (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - noahさん» ありがとうございます(*´∇｀*) ほのぼの…なんていい響き//← はい！これからも頑張ります！(゜▽゜*) (2015年1月10日 9時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
noah - ほのぼのとした感じがとっても面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: b22bbd559a (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - ＊輪廻＊＠ｐｋｍｎらぶさん» ありがとうございます(*^^*) そういっていただけると嬉しいです。 まだまだ未熟な点もありますが、今後もよろしくお願いします！ (2015年1月1日 19時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
＊輪廻＊＠ｐｋｍｎらぶ - 主人公がかっこよくて読んでいてとても楽しいです// 続きが楽しみです！ 更新頑張ってください☆ (2015年1月1日 19時) (レス) id: 19bc86b6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのめーとる。 | 作成日時：2014年12月22日 23時
