story*28 ページ32
あれから配達や薬草調達のバイトをこなして、数週間が経過していた。
「ふぅ…おーわりっと」
自室で今日の仕事である薬草帖の書き取りを終わらせ、ぐっと伸びをしてからぬるくなってしまった甘いコーヒーを飲み干す。
その足元ではチラーミィがのんびりと毛繕いをしていた。
どうやらチラーミィは綺麗好きなポケモンらしく、このチラーミィも例外ではない。
それに比べてガーディの方はというと、何やら奥の棚をゴソゴソと漁っていた。
最近ガーディはそうして部屋の中をゴソゴソと嗅ぎ回るのが好きなようで、よくそうした姿を見かける。
「あんまり汚すなよー」
一応ガーディにそう声をかけてから、さて片付けるかと先ほど食べていたトーストの皿と一緒にカップを持つと台所へと向かう。
食器を洗い終わり、手を拭いたところでトコトコと足元にガーディが寄ってきた。
その口には何やら機械がくわえられており、 どうやらガーディはそれを見て欲しいらしい。
多少べたついてしまったそれを手に取ると、ぺたんと座ったままガーディは尻尾を振って待機している。
よしよしとその頭を撫でながら手元のそれに視線を戻すと、それは少し古くなったライブキャスターだった。
「……あー、すっかり忘れてた」
そういえば最初に一度探したものの、なかなか見つけることが出来ずそのまま諦めてしまったのだ。
それを覚えていてガーディは探してくれていたのだろう。
ガーディにもう一度ありがとうなと伝えると一吠え鳴いてからまたパタパタと尻尾を振っている。
その様子を見てAはクスリと笑うと、さてとりあえず起動してみるかとライブキャスターの電源を入れてみた。
「……うわー」
かれこれ一年近くはほったらかしにしていたライブキャスターにはたくさんの着歴が残っているが、その殆どが幼馴染み3人組からだ。
実の母親よりも多いとは一体どういうことなのだろうかと思ったが、そもそも母親自体気がつくとあちこち出歩く性分だったため、息子が連絡を寄越さなくてもあまり気にしないのだろう。
しかしとりあえず連絡は入れておくべきだろうと思い電話をかけてみたが、どうやら留守らしく誰も出なかった。
また何処かへ行っているのだろうと思い、とりあえず電話を切る。
足元にいるガーディを撫でながら、再びライブキャスターの液晶画面を覗く。
さて…お節介な幼馴染みにでも電話を掛けてみようかな。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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パクリ - 清々しいまでのパクリ (2019年8月15日 15時) (
レス) id: 0cafbb94f4 (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - noahさん» ありがとうございます(*´∇｀*) ほのぼの…なんていい響き//← はい！これからも頑張ります！(゜▽゜*) (2015年1月10日 9時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
noah - ほのぼのとした感じがとっても面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: b22bbd559a (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - ＊輪廻＊＠ｐｋｍｎらぶさん» ありがとうございます(*^^*) そういっていただけると嬉しいです。 まだまだ未熟な点もありますが、今後もよろしくお願いします！ (2015年1月1日 19時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
＊輪廻＊＠ｐｋｍｎらぶ - 主人公がかっこよくて読んでいてとても楽しいです// 続きが楽しみです！ 更新頑張ってください☆ (2015年1月1日 19時) (レス) id: 19bc86b6d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのめーとる。 | 作成日時：2014年12月22日 23時
