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story*23 ページ26

***



翌朝、Aはお腹を空かせたチラーミィの奇襲により目覚めた。


「痛たたた…」


ポケモンセンターの宿泊内は、何処の街でも配置や家具はだいたい同じらしい。



チラーミィは前回同様ベッドのすぐ近くで寝ていたのだが、なかなか起きないAに痺れを切らしたらしく、ベッドへ上がるとAの鳩尾へとダイブしてきたのだ。


おかげでAの腹は盛大に赤くなった上に、前日殆ど食べてないにも関わらず食欲があまり湧かなかった。



しかしチラーミィはとても満足したらしく、 上機嫌に尻尾を左右に揺らしながらAの先を歩いていく。


腹部の痛さに怒る気も失せてしまい、Aは大人しくチラーミィの後を追うようにして食堂へと向かった。




チラーミィには小皿を貰っていつものフーズを入れてやり、A自身は甘酸っぱい木の実と甘さを控えたクリームを使ったサンドイッチとサラダを注文する。


暫くして運ばれてきたサンドイッチは予想以上にボリュームがあり、食べる前から辟易しかけたが一口齧ってみると案外食が進み、結局食べ切ってしまった。



その後運ばれてきた食後のコーヒーをのんびりと飲んでいたが、ふと隣を見るといつの間にか一人の男性が同じように座ってコーヒーを飲んでいるのに気づく。



「やぁ、おはよう」

「おはようございます」


トレーナーさんかいと聞かれたのではいと頷くと、彼はニコニコと笑いながら話を振ってきてくれたため、暫くそのまま談笑を続けていた。


すると途中で思い出したように、


「1,2年前の話だよ。プラズマ団という奴らがポケモンを解放などと言って悪いことばかりしていたんだ。けれど…」



彼はそこでコーヒーを一口飲むと少年の様な顔でにかっと笑顔を浮かべた。



「必ず悪は滅びる!ある少年の活躍で解散させられたんだ!」



「へぇ…。確かに、彼らは見なくなりましたね。

ところで、その少年はその後?」



あぁ、確かにそんな話してたなと思い出しながら疑問に思ったことを聞いてみると、 残念ながら誰も知らないらしいと教えられる。



「そうなんですか…」


「ところでトレーナーさんはこれから何処へ?」


「ホドモエシティへ行く予定です」


まぁ、もともとホドモエから来たんだけど。


男性はそうか、と言うとまた笑顔で見送ってくれた。




イッシュを救った少年、ね…。





……また気が向いたら、久々にカノコタウンにも行ってみようかな。






.

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パクリ - 清々しいまでのパクリ (2019年8月15日 15時) (レス) id: 0cafbb94f4 (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - noahさん» ありがとうございます(*´∇`*) ほのぼの…なんていい響き//← はい!これからも頑張ります!(゜▽゜*) (2015年1月10日 9時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
noah - ほのぼのとした感じがとっても面白いです!これからも更新頑張ってください! (2015年1月10日 0時) (レス) id: b22bbd559a (このIDを非表示/違反報告)
なのめーとる。(プロフ) - *輪廻*@pkmnらぶさん» ありがとうございます(*^^*) そういっていただけると嬉しいです。 まだまだ未熟な点もありますが、今後もよろしくお願いします! (2015年1月1日 19時) (レス) id: a333afc336 (このIDを非表示/違反報告)
*輪廻*@pkmnらぶ - 主人公がかっこよくて読んでいてとても楽しいです// 続きが楽しみです! 更新頑張ってください☆ (2015年1月1日 19時) (レス) id: 19bc86b6d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なのめーとる。 | 作成日時:2014年12月22日 23時

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