【ポケモンBW/BW2】 紺色の青年は、＊3＊

story*80 ページ9

それらを静かに見守るフウロに近づくと、 ちょっといいですかと声をかける。




「あの、紫の…『ネコ』に似たポケモンっていますか？」





「……んんっと、きっとそれはチョロネコのことじゃないかなぁ？」





驚いたように目を開いた後、フウロはそう教えてくれたので「ありがとうございました」と頭を下げ、Aは足早にその場を後にした。





チョロネコ…たしか、チェレンの手持ちにも昔いたような気がするな。






外で待っていたトウヤに先ほど見たことを話したい気もしたが、そうなると色々と芋づる式に自身について話さなければいけなくなる。





自分自身も言っていないことがある為か、 話そうとしていないことを無理に聞き出すことにやや躊躇してしまう。



いつか言ってくれることを願いながら、また自身もいつか話せるだろうかと考えたがまだ答えは見つけられないまま、A達はタワーオブヘブンを後にした。








.

story*81→←story*79

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す