番外編*6 《�検� ページ14
一先ずA宅に行くしかないだろうと二人はすぐ近くにあるAの家へと再び向かうことにした。
ところが、家の前で二人は旅支度を済ませたAの母親に出会うことになる。
「あらー、トウヤ君とチェレン君、ちょうど良かったわぁ」
パタパタと片手を振るAの母親は一見とても軽装に見えるが、足元は使い込んでいるらしい旅に適した軽いタイプのブーツを履いている。
どう見てもこれから近所へ買い物に行きますとは言えない格好にチェレンは慌てて駆け寄った。
「ちょ…！！おばさん？！」
「ねぇ、どこか出かけるの？」
チェレンが慌てる後ろからトウヤが声をかけると、Aの母親は嬉しそうに頬に手を当て、
「ちょっと寒いところにいきたくなってね。
綺麗な雪景色でも見てくるわー」
と嬉しそうに話し出す。
二人のことなどそっちのけで何処に行こうか手持ちのコジョフーに相談する様子を見たチェレンは、トウヤに「ちょっと！今日は鍋がいいわね的なノリでとんでもないこと言い出したけど！どうするの」と小声で話しかけた。
そうこうするうちに話は大きくなり、いっそのこと別地方まで行ってこようかしらと言い出した為、チェレンは慌てて止めに入る。
「待って、おばさん！
まだAも帰ってきてないのにそんな長旅をするんですか？！」
「あ、そうそう！だからこれお願いしようと思って」
フーちゃんお願いね、と声をかけるとコジョフーはチェレンに鍵を渡してきた。
「……え？」
トウヤとツタージャもチェレンの手元を覗き込むが、どう見てもA宅の玄関の鍵である。
一体どういうことかと二人がAの母親を見やると、彼女はとても清々しい顔で、
「連絡くるの待ってられないから行ってくるわぁ。
じゃ、 チェレン君あとはよろしくね〜」
「ちょ…！おばさん！？」
相棒のコジョフーを連れて旅立ってしまったのであった。
「よろしくねーじゃない！！
何で親子揃って唐突に出掛けるんだ！しかも軽いノリで！」
っていうか結局親子揃ってどこ行ったのかわからないし！！と、チェレンは我慢できなかったのか矢継ぎ早にツッコミを入れる。
トウヤはそれを、ただただツタージャと共に見届けるだけであった。
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酢月(輝・桜)(プロフ) - 待ってます！携帯見つかるといいですね！ (2016年2月26日 0時) (
レス) id: ad30e89851 (このIDを非表示/違反報告)
鶴華 - 主人公くんのキャラがドストライクすぎて本当にやばいわ〜 (2015年11月17日 20時) (レス) id: c2a96a1b3b (このIDを非表示/違反報告)
Kiru - 続きが気になる…。更新待ってます(´・ω・`) (2015年8月12日 14時) (レス) id: 9640a1a808 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 続きが気になります・・！ 更新頑張ってください！！ (2015年7月22日 15時) (レス) id: 26adbf40b9 (このIDを非表示/違反報告)
花月 - めっちゃ面白いです！！わくわくします！更新待ってます！！ (2015年7月19日 10時) (レス) id: cdb733f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのめーとる。 | 作成日時：2015年3月6日 22時
