番外編*6 《機 ページ11
話的にも区切りがいいので、また久々に番外編を挟ませていただきます(´˘`*)
今まで書いてきた番外編同様、本編のストーリー進行とは一切関係がありませんので、ご理解の方よろしくお願いします。
それでは、楽しんでいってください!
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*A失踪当時の幼馴染み三人の反応*
トウヤが他の地方に出るようになってから数ヶ月、久々に帰省したときにAの部屋に入り浸るのがトウヤの習慣と化していた。
何か目的があるわけではないが、普段バイト三昧のAに会うには何度か出入りしなければならず、何度も繰り返しているうちに、帰省とA宅に行くのがワンセットとなってしまったのだ。
いない時にもAの部屋に上がり込み、漫画を読んだりしながら部屋で待っていてAに驚くか呆れられるのが常であった。
それでも追い出さない辺りからAの人の良さが伺える。
その日はチェレンもベルも特に用がなかった為、久しぶりに四人でゲームでもしようといつものようにA宅へと突入した。
一階でテレビを見ていたAの母親とコジョフーに挨拶をし、二階の部屋へと入ったのだが、Aはおらず がらんとした部屋が広がっていた。
Aはあまり物に執着しないためか、普段から部屋がさっぱりしているのだが、いつもベッドの上に脱ぎ捨てておくはずの上着もない。
「あれ〜?Aってば出かけたのかなぁ?」
おばさん何にも言ってなかったけどなぁとベルが首を捻っているが、トウヤとチェレンは何と無く違和感を感じていた。
本棚やゲーム類は手付かずだが、先月来た時にベッドサイドに置いてあったはずの時計やペン類がなくなっているのだ。
「たじゃー?」
「うん、…いないね」
Aがいないとでも言うように鳴くツタージャを撫でながらトウヤは答える。
それを見ていたチェレンも
「部屋にはいないようだね。
まぁ、とりあえずおばさんに聞いてみよう」
と一階を示したので、三人は一階へと降りることにした。
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酢月(輝・桜)(プロフ) - 待ってます!携帯見つかるといいですね! (2016年2月26日 0時) (レス) id: ad30e89851 (このIDを非表示/違反報告)
鶴華 - 主人公くんのキャラがドストライクすぎて本当にやばいわ〜 (2015年11月17日 20時) (レス) id: c2a96a1b3b (このIDを非表示/違反報告)
Kiru - 続きが気になる…。更新待ってます(´・ω・`) (2015年8月12日 14時) (レス) id: 9640a1a808 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 続きが気になります・・! 更新頑張ってください!! (2015年7月22日 15時) (レス) id: 26adbf40b9 (このIDを非表示/違反報告)
花月 - めっちゃ面白いです!!わくわくします!更新待ってます!! (2015年7月19日 10時) (レス) id: cdb733f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なのめーとる。 | 作成日時:2015年3月6日 22時