・ ページ12
大橋side
「お前が出来ることなんかないねん！・・お前しつこい。」
ついさっき丈くんに言われた言葉が頭の中で繰り返される。
・・・あんな怖い顔の丈くん、見たことない。
今まで私が数千万する花瓶割った時も、丈くんが徹夜でやった課題にお茶ぶっかけた時も、あんな怖い顔されてない。
咄嗟にあの場から逃げ出したくなって走ってきちゃったけど、家に帰るには車のらなあかん。
でも今丈くんとは会いたくないなぁ。。。
「とりあえず、大ちゃんに電話しよ。。。」
スマホを取り出して、大ちゃんに電話をかける。
「もしもし大ちゃん？」
『もしもし、、ってはっすん、泣いてるん？』
「あ、ばれたぁ？ちょっとな、丈くんに怒られて、、。」
『え？丈くんに怒られた？・・・てことは、はっすん今一人？」
「うん。帰りたくても丈くんと会いたないから帰れんねん。」
『ほんならうちの車乗って。で、うち来ればいいやん。そのまま買い物行こや。』
「・・・分かった。」
『私まだ教室おるから、うちの教室まで来てもらっていい？』
「うん。」
やっぱ流石大ちゃんやな。すぐ察してくれたわ。
走って大ちゃんの教室まで行くと、大ちゃんが教室の前で待っててくれてた。
「大ちゃん！」
「はっすん！おぉ、大分目真っ赤やな。」
「ほんま？どうしよ。。」
「まぁ買い物行くまでには治るやろ。
あ、正門に丈くんとはっすんのこと言って男子の集合場所変えてもらったから、夜までは丈くんと会わんで行けると思うで。
で、私から丈くんにはっすんウチ来ることになったって連絡しといた。」
「ありがとう。。ごめんな、迷惑かけて。。」
「全然ええよ。ちなみに、流星には正門んち行ってもらったから、久々に二人で帰れるで！」
「ほんまに何から何までごめんな・・・。」
「だから、全然ええって笑」
大ちゃんのとこの車に乗せてもらって、大ちゃんの家に向かう。
車の中で、さっきあったことを全部大ちゃんに話した。
「・・・なんで丈くん怒ったんやろ。はっすんは心配しただけやんな？」
「そうなんよ。なんで怒られたか分からへんから謝りようがなくて・・・。」
「ほんまやな。。。とりあえず、丈くんに怒られたってことは一旦忘れようや。」
「忘れるって・・・むずない？笑」
「頑張るの！で、純粋な気持ちで、誕プレ選ぼう？」
「頑張ってみるわ。ありがとうな、大ちゃん。」
「どーいたしまして。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 184人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にみ - 凌雲さん、教えていただきありがとうございます！外すの忘れてました。。。すみませんでした！ (2022年1月28日 15時) (
レス) id: 95053ffab6 (このIDを非表示/違反報告)
凌雲(プロフ) - オllりiフ……ら／は外しましょう。二次創作以前にnmmnですから(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年1月27日 22時) (レス) id: 8ad4620f27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にみ | 作成日時：2022年1月26日 23時
