それぞれの朝 〜丈橋〜 ページ2
藤原side
俺の朝は早い。
朝起きてすぐ制服に着替えて、髪をセットする。
制服と言っても学校のやない。使用人としての制服。
学校に行くギリギリの時間に学校の制服に着替える。
ほんとは学校の制服を最初っからきたいんやけど、規則やからしゃーない。
早朝4時30分。
この別邸の使用人全員でのミーティング。
大橋家では、その建物で一番歴の長い使用人が使用人全体をまとめることになっている。
この別邸では、俺が一番歴が長いから、俺がまとめなければならない。
「今日は旦那様がお越しになられます。いつも以上に気を引き締めていきましょう。それからーー」
午前5時00分。
「以上です。今日も頑張りましょう。」
ミーティングが終わり、それぞれが掃除やら料理やらに取り掛かる。
俺は、全体の統括と今日の大橋の動きの確認をする。
旦那様(大橋の父親)が、高校卒業までは自由にさせるという方針だから、大橋の仕事はあまりないけど、一応毎日確認して、頭にたたきこんでいる。
そして6時30分。
大橋を起こしに行く。
コンコン
「失礼致します。」
大橋の部屋のドアをノックし、断りをいれてから中に入る。
大橋はまだ寝ている。
いつものこと。
「おい、大橋、起きろ！6時30分や！」
大橋と二人っきりの時はため口で、唯一気を張らないで過ごせる時間。
学校におるときもため口やけど、まぁなんだかんだ色々見張っとかないかんから。
「ん、、、あとちょっと・・・。」
「ったく、、あと5分だけな！」
「うん。。」
毎朝同じ時間に起こしているにもかかわらず、大橋は全く自分で起きれるようにならない。
そんで、毎朝5分間だけ二度寝をする。
大橋が二度寝してる5分間は、携帯をいじりながら過ごす。
この瞬間は、俺はただの高校生でいられる。
「おい、大橋、5分経ったで。起き！」
「えぇー。」
「はよして！」
「はい。」
大橋はのそのそ起き上がって顔を洗いに行く。
その間に、部屋に朝食を運び入れる。
毎朝、朝食は大橋の部屋で二人で食べてる。
元々はダイニングルームで大橋一人が食べてたんやけど、なんか大橋がさみしそうやったからこっちに変えた。
「大橋ー！朝食冷めるで。」
「ちょっと待ってて！」
ドタバタ音がして大橋がこっちに来た。
「わ！美味しそー！いただきます！」
「いただきます。」
大橋は毎回美味しそうな顔して食べてる。
それが俺の癒しなのは、、俺だけの秘密。
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にみ - 凌雲さん、教えていただきありがとうございます！外すの忘れてました。。。すみませんでした！ (2022年1月28日 15時) (
レス) id: 95053ffab6 (このIDを非表示/違反報告)
凌雲(プロフ) - オllりiフ……ら／は外しましょう。二次創作以前にnmmnですから(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年1月27日 22時) (レス) id: 8ad4620f27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にみ | 作成日時：2022年1月26日 23時
