聖し夜に、いざ参らん！�� ページ44
会場バックステージ。
｢メリークリスマース！！｣
｢めぃーくいすまーす！｣
大津｢龍飛くん、亜美里ちゃん来てくれたん！？｣
｢みんなのミュージカルみにおうえんしにきたよ！｣
石橋｢嬉しいな！ありがとう！｣
布川｢可愛い応援団がおってくれたら俺ら心強いわ！｣
クリスマスイブ。
いつもなら家で家族と美味しい料理を囲って楽しんでいる日やけど、今年は東京のとある街中に建つ会場に家族でお邪魔した。
『始まる前から皆テンションすごいやん』
向井｢Aちゃん！来てくれてありがとう！｣
『私も子どもらもめっちゃ楽しみにしてて家出る前からずっとワクワクしてたんよ』
向井｢ならAちゃんと子ども達にカッコいいとこ見せなきゃね！｣
『それは配信を見てくれる親方様達に見せてあげてよ、マイナスドライバーさん』
向井｢俺はお前以外の奴に良い顔をするつもりはない。お前は俺だけを見てれば良い｣
『向井くんったら…』
この会話を聞いたら大体想像はつくだろう。
今日は『有吉の壁』で大人気のKOUGU維新のミュージカル公演日なのだ。
なんて親方様思いな番組…(感動)
ほしの｢かんっわいぃ坊や達だねぇ。切り刻んじゃいたいよぉ｣
みちお｢丸ノコ、怖い…｣
ワタリ｢しゃらくせぇな！｣
淡路｢オイラ達の坊っちゃんと嬢ちゃんだ！可愛いのは元々だっての！｣
水川｢僕達の活躍、存分にご覧下さいね？｣
｢うん！｣
既にコスチュームを済ませて子どもらを前にキャラになりきる淡路くん達。気合い十分なのがよく分かる。
大林｢……｣
『け、健二…』
向井｢お、大林さん…｣
私の後ろで何故かずっと不機嫌オーラを放っている健二。
眉をひそめてジトッとした目で向井くんを睨んでる。
大林｢…差し入れや｣
向井｢あ、ありがとうございます…｣
『健二ったら、そんな顔したらあかん。折角皆気合い十分なんやから笑顔で応援したげてよ』
横山｢そりゃ家族との時間奪われたら不機嫌になるわ｣
『あ、弘！』
向井｢着替え終わったんだ｣
すぐ側にある更衣室から出て来たのは最近登場したキャラ・曲尺に扮した弘やった。
『だって折角夫婦で東京で仕事やったんやから皆を間近で見たいやん。子どもらもKOUGU維新のファンやし』
横山｢あ、そ…｣
大林｢…家族の時間ことごとく奪いやがって…｣
向井｢う"…(お、俺だけのせいみたいに睨んでる…)｣
聖し夜に、いざ参らん！�◆、┘優織丱譟�→←やっぱ好っきゃねん��
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作者名：コッティ | 作成日時：2020年9月26日 22時
