いざ、参戦！�� ページ34
横山｢这里是哪里…？｣
淡路｢待て待て！何言ってるか分かんねぇ！日本語で話せねぇか！？｣
横山｢おっと、うっかり慣れた地の言葉で話してしまいました｣
大津・向井｢いきなり日本語喋った！｣
横山｢ｺﾞﾎ…、失礼いたしました。
改めまして、お助け下さり誠にありがとうございます。
あの、つかぬことをお伺いします。ここは一体どこなのでしょうか？｣
急に中国語から日本語に切り替わった白髪男性に呆然とするプラスドライバー達をよそに男性は丁寧に問い掛けた。
大津｢こ、ここは彩の国・日本だ｣
横山｢！！日本ですって！？｣
淡路｢ど、どうした兄ちゃん？｣
横山｢っ、ぁ、…あぁ…｣
プラスドライバーの返答にオーバーに反応したかと思うと、男性は突然両手で顔を覆って泣き出した。
横山｢あぁ、懐かしの日本に、やっと、…やっと私は辿り着いたのですね…。あぁ…、良かった…｣
淡路｢お、おいどうしたってんだ？なんで泣くんだ？｣
横山｢ｸﾞｽｯ…失礼いたしました。長年の苦労がようやく報われたモノでございまして…｣
向井｢"長年の苦労"だと？｣
大津｢あの、つかぬことをお聞きしますが、あなたは？｣
横山｢おっと、申し遅れました。初めてお目に掛かります。
私は、我が意志を固く真っ直ぐ通し抜く、
麗しの島・台湾よりこの地に参りました。以後お見知りおきを｣
木箱から銀色に輝く大きな武器(曲尺)を取り出しながら男性、基曲尺はプラスドライバー達に自己紹介した。
大津｢は、はいっこちらこそっ｣
向井｢ど、どうもっ｣
淡路｢よろしくなっ｣
曲尺の上品且つ丁寧な挨拶にプラスドライバー達も思わずかしこまった。
向井｢台湾から来たと言ったな。台湾といえばこの日本のかなり下にある小さな島だ｣
大津｢なぜそんな遠い所からこの日本に？｣
横山｢……｣
プラスドライバーの問い掛けに曲尺は悲しそうに俯いた。
淡路｢どうしたんだ？｣
大津｢お、俺いけないことを聞いてしまったか？｣
向井｢いや別にそんなとこはないと…｣
暗い表情になった曲尺に慌てるプラスドライバーやけど、すぐに曲尺は顔を上げた。
横山｢良いのです。あなた方とは今ここでお会いしたばかりの初対面ではございますが、何となく私の事情を話しても大丈夫な気がしますので、全て正直にお話しいたします｣
淡路｢お、おぅ…｣
向井｢そんな深い事情なのか？｣
大津｢とりあえず聞いてみよう｣
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作者名：コッティ | 作成日時：2020年9月26日 22時
