いつだって僕らは�� ページ27
長田｢俺にとってAちゃんは、友達だけじゃ足らんくらい、世界で一番大事な女の子やねん！
向井よりずっと、ずーーーっと大事で守りたいねん！やから…｣
戸惑いながらも真っ直ぐAを見て長田は言い切りやがった。
梅村｢い、言いよったぁぁ…｣
長谷川｢マジかよ！？｣
木崎・空・松尾・稲田｢お、長田ぁぁぁぁ……！｣
南條｢いやいや、確かにさっき｢人妻とか関係なく｣って言うたけど、これはアカンこれはアカンぞ。相手は先輩の嫁やし二児のママやぞ…｣
自分が余計な背中を押したとばかりに頭を抱える南條。
いや多分Aに謝るんに必死やったから長田はお前の言葉聞いてへんて。森下が横で呆れてるやん。
騒ぎまくるメンツの側で櫻井らは口をあんぐり開けて呆然としてるし。
『……』
長田｢…っ｣
長田の突然の告白に固まるA。
さすがのAでも今の告白の意味は理解出来たのか両頬が赤くなってる。
『…良かった』
長田｢え…？｣
全員｢！？｣
ん？『良かった』やと？
柔らかく微笑むAに長田も目を見開いて顔を紅潮させた。
まさか、長田の告白を受けるつもりなんか？
嘘やろ？あんなに大林さんとラブラブやんか！やのに同期の告白を受け止めるんか！？こんな人がおる前で！？
長田お前何ときめいてんねん！？木崎らからめっちゃ睨まれてんぞ！
長田｢っ、Aちゃn…｣
『長田くんが私のこと、妹みたいに思ってくれてたなんて…』
長田｢へ？｣
全員｢え！？｣
『妹みたいに見えるから私を友達と思えへんだけやったんや。良かった！私てっきり嫌われてたんかと思ってた』
嬉しそうに笑うAに対して長田は魂が抜けたように固まった。
長田｢あ、いや、そういう意味じゃn…｣
『勘違いしてごめんね。長田くんが私をそう思ってても、長田くんはずっと私の友達やから』
長田｢…ありがとう…｣
今もめちゃくちゃ勘違いしてるAに否定する気力がない長田。
初瀬｢ははは！相変わらずやなぁAちゃんは｣
梅村｢確かに"友達以上に大事な女の子"って一口に言うても色んな意味があるもんな｣
岩井｢残念でしたねぇ、長田さん。…ｸｸｸ｣
長田｢く、くっそぉ…！｣
こうして長田の一世一代の告白はAの鈍感によって残念な結果に終わった。
南條｢Aちゃんはほんま隅に置けん子なぁ｣
空｢やから俺らが守るねん！｣
松尾｢俺らの姫なんだから！｣
『？』
お前らも狼の一部に過ぎんからな。
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作者名：コッティ | 作成日時：2020年9月26日 22時
